話題のLINE、保護者はこんなふうに感じている

アンケート期間:2013/08/28~2013/09/03 回答者数:1514人
アンケート対象:本サイトメンバーの中学1年生~高校3年生の保護者
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある

スマートフォンが浸透していく一方で、LINE(ライン)などの無料通話アプリも急速に広まっています。今や連絡ツールの筆頭としても名前が挙がるようになった無料通話アプリについて、中高生の保護者は、どのようなことを考えているのでしょうか。実態を伺いました。



話題のLINE、保護者はこんなふうに感じている


どんどん高まる高校生のスマホ利用率 保護者は何を思う?

91.4%の高校生が携帯電話・スマートフォンを所有していると答えています。そのうち、一般的なスマートフォンであるAndroid携帯は32.9%、iPhoneは29.8%で、合わせて62.7%がスマートフォン。従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)は36.1%にとどまりました。今後もさらにスマートフォン率は上昇すると思われます。一方で、果たして高校生にスマートフォンは必要なのか、アンケートの声からは、保護者のかたが迷う状況も垣間見えます。

 ●必要:周りのほとんどが使用しているのに、不要とは思えない(高1の保護者)
 ●必要:部活やクラスの連絡事項がすべてLINEになっている(高1の保護者)
 ●必要:学生のうちに、親がルールを教える必要がある(高1の保護者)
 ●不要:自分で料金を支払えるようになってから、価格と価値を考えて自分で選択したほうがいい(高3の保護者)
 ●不要:ネットを利用するならパソコンのほうがトラブルに巻き込まれにくいと思う(高2の保護者)



話題のアプリLINEは、どのくらい使われている?

最近急速に普及し、高校生にもコミュニケーションツールとして人気を誇るLINEなどの無料通話アプリ。スマートフォンを持つことが必要だと考えている保護者の多くがその理由として「部活などの連絡がLINEで回ってくる」ことを挙げています。実際には、どのくらい使われているのでしょうか?

【図1 お子さまは、LINEやカカオトークなどの無料通話アプリを使用していますか? (高校生)】
図1 お子さまは、LINEやカカオトークなどの無料通話アプリを使用していますか? (高校生)

なんと、スマートフォンを持っている高校生の、83.6%が無料通話アプリを使用していることがわかりました(図1)。高校生になれば使い方も本人に安心して任せている保護者が多いようです。「使い方さえまちがえなければ特に問題はない(高3の保護者)」「電話代の支払いも自分で行っているので、任せている(高2の保護者)」「節度を守ればよいと思う(高1の保護者)」などの意見がありました。しかし、「知らない人にまで個人情報が流れないか(高2の保護者)」「個人情報の流出につながらないか心配(高2の保護者)」などの心配も残っており、我が子の利用のしかたに注意を払っていることが感じられました。

もっとも、無料通話アプリが高校生にとってはいちばんメジャーなツールになりつつある現在、保護者のかたも実際に使用してみるなど、経験したうえでお子さまの使い方を管理するのがよいかもしれません。無料通話アプリに限らず、スマホのアプリはスマホに保存されている「連絡先リスト」の連携を求めるものも多く、場合によってはお子さまや友人の個人情報が他人に知られてしまう危険があります。また、ID公開により、知らない人とつながってしまう可能性も考えられます。

こうしたことを事前に防ぐことは、親子での話し合いによってある程度可能なのではないでしょうか。「スマホのアプリは若い人のものだから」などと思わず、リスク管理のために、保護者のかたも試して知識を得ておいたほうがよいでしょう。お子さまとのコミュニケーションにも役立つかもしれません。



中高生の勉強時間減少とスマホの関連性は?

図2は、「スマートフォンを使い始めて勉強時間は変わったかどうか」を、聞いたものです。勉強時間が減ったと答えたのは中3と高1で4割近くになりました。しかし、高2で28.9%、高3では15.4%と減ってきています。これは、高3になると受験勉強で忙しくなることに加え、スマホの利用が生活に定着して、勉強に時間を回せないほどスマホに時間を割いていないことの表れといえるかもしれません。

【図2 スマートフォンを使い始めて、お子さまの勉強時間は変わりましたか?(中学生、高校生)】
図2 スマートフォンを使い始めて、お子さまの勉強時間は変わりましたか?(中学生、高校生)

最後に、お子さまがスマートフォンを持ち始めてから、「勉強時間は変わらない」かつ「勉強に影響を及ぼしていない」と答えた中高生の保護者が、どのような考えを持ち、配慮をしているのか、声を拾ってみました。

 ●勉強している時は手に届くところに置かない。普段はリビングに置いておく(高2の保護者)
 ●テスト2週間前にはリビングに置く(中3の保護者)
 ●ゲームでもLINEでも、スマホはリビングで夜9時半まで。外で携帯電話を使う場合は、歩いているなら止まって、自転車なら降りてから(中2の保護者)
 ●情報のツールを使わないわけにはいかない時代なので、使い方を一緒に考えながら、使わせたいと思う(中3の保護者)

学校・部活の連絡ツールとして無料通話アプリが普及するなど、スマートフォンを避けられない状況も生まれてきているようです。持たせるにせよ、持たせないにせよ、納得のいく理由をお子さまと話し合うことが必要でしょう。そして、持たせるのであれば、ルールを決めて、スマートフォンに勉強時間など大切な時間が奪われてしまわないように、お子さまの自覚を促していくことが必要なようです。今回のアンケートの声を参考に、もう一度、お子さまと利用のありかたについて話し合われてはいかがでしょうか。


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