「できる子」に共通する家庭学習の取り組み方とは

家に帰ってからの学習の時間が長いほど、正答率が高い

図2は、学力テストの平均正答率を、平日の学校外での学習時間別に示したものです(図2-1国語、図2-2算数)。国語、算数のいずれも、学習時間が長いほど正答率が高くなる傾向が見られます。ただし、ここにはグラフを掲載していませんが、中学生の平日の学習時間別のデータを見てみると、必ずしも学習時間の長短と平均正答率の間に明らかな相関関係は見られませんでした。
中学生になると、部活動や学校行事など、生徒が中心となって取り組む活動が増え、学習との両立が難しくなってきます。一方で、これらの活動をとおして育まれる自主性や計画性、責任感などは、勉強や生きる姿勢にも通じる大切な力となっていきます。実際、「部活動に打ち込んでいる生徒ほど、勉強をきちんとする傾向もある」ということを中学校の先生はよくおっしゃいます。

小学生のうちは、おうちのかたがある程度の時間管理をして「読み・書き・計算」などの基礎・基本をしっかりと身に付け、その後の学習の基盤や学習習慣をつくることが重要ですが、中学生以降は、徐々に子どもの自己管理に任せ、部活動など、勉強以外の時間とのメリハリをつけながら学習計画を立てることが、学習効果を高めるうえでも大切なのかもしれません。

【図2-1 国語の平均正答率(平日の学習時間別)】
Q.家での勉強時間についてお聞きします。
あなたはふだん(月曜日~金曜日)、家に帰ってから1日にだいたい何時間くらい勉強していますか。学習塾や家庭教師について勉強する時間も含めてください。
あなたはふだん(月曜日~金曜日)、家に帰ってから1日にだいたい何時間くらい勉強していますか。学習塾や家庭教師について勉強する時間も含めてください。
注1)( )内はサンプル数。
注2)「無回答・不明」は省略した。

【図2-2 算数の平均正答率(平日の学習時間別)】
あなたはふだん(月曜日~金曜日)、家に帰ってから1日にだいたい何時間くらい勉強していますか。学習塾や家庭教師について勉強する時間も含めてください。
注1)( )内はサンプル数。
注2)「無回答・不明」は省略した。

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