「勉強は何のため?」と子どもに聞かれたら
「勉強の役立ち度」が低い日本の子どもたち
中学1年生になる息子から「勉強は何のためにするのかわからない」と言われました。
「将来、役に立つからだよ」という回答だけでは納得しません。ではどう言えばよいのか、なかなかよい答え方が思いつきませんでした。皆さまなら、どう答えますか?
Benesse教育研究開発センターでは、2006年に国際6都市(東京・ソウル・北京・ヘルシンキ・ロンドン・ワシントンDC)で小学生の学習に関する意識・実態調査(学習基本調査・国際6都市調査)を実施しました。その結果によると、東京の小学生は、勉強が「役に立つ」と回答した割合が他の5都市と比べてもっとも低いことがわかりました。「いい大学を卒業すると将来、幸せになれる」といった意識も相対的に低い数値でした。




この結果を見ると、日本の子どもたちは、いま学校で勉強している内容が自分の「将来」に役立っていないと思っているようです。学校の勉強が価値あることだという実感をもてなければ、勉強に向かう意欲がわいてくるはずがありません。
「何のために勉強するの?」に答えるのはとても難しいですが、保護者としてできることはあると思います。ここでは、二つの提案をしたいと思います。
「将来、役に立つからだよ」という回答だけでは納得しません。ではどう言えばよいのか、なかなかよい答え方が思いつきませんでした。皆さまなら、どう答えますか?
Benesse教育研究開発センターでは、2006年に国際6都市(東京・ソウル・北京・ヘルシンキ・ロンドン・ワシントンDC)で小学生の学習に関する意識・実態調査(学習基本調査・国際6都市調査)を実施しました。その結果によると、東京の小学生は、勉強が「役に立つ」と回答した割合が他の5都市と比べてもっとも低いことがわかりました。「いい大学を卒業すると将来、幸せになれる」といった意識も相対的に低い数値でした。




この結果を見ると、日本の子どもたちは、いま学校で勉強している内容が自分の「将来」に役立っていないと思っているようです。学校の勉強が価値あることだという実感をもてなければ、勉強に向かう意欲がわいてくるはずがありません。
「何のために勉強するの?」に答えるのはとても難しいですが、保護者としてできることはあると思います。ここでは、二つの提案をしたいと思います。