[今週の一冊]『14歳からの仕事道』玄田有史著 理論社

子どもをニートにしたくないけど、働くことが大切だと教えられない。そんな不安をもつ親はこの『14歳からの仕事道』を読んで子どもを導いてあげよう。


14歳からの仕事道 玄田有史 理論社 ISBN番号-10: 4652078064 若年層の失業の実態を指摘し、ニートという存在を発見した著者が、中高生に「不安がらずに一歩踏み出そう」「人の話が聞けて、ありがとうが言えれば、大丈夫、働ける」と熱いエールを送っている。


「やりたい仕事を見つけろ」「安定した仕事につけ」「個性や専門性を身につけろ」。
こんな高度な大人だって実現できないことを子どもに要求するから立ちすくんでしまうのだ。
この本では流布された思い込みを小気味よく覆し、働くことの原点を教えてくれる。


多くの大人がなぜニートにならずに働いたほうがいいか、説得できないでいる。
労働経済学専攻の著者は、自分が進路について悩んだことを素直に書くいっぽうで、思い切り垣根を低くして働くことは人間として当たり前のこと、特別なことではないと語りかけている。


著者のような力強い姿勢で子どもに働くことを話せる親になりたいと思った。

プロフィール

杉山由美子

NPO法人 孫育て・ニッポン理事長、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事。「母親が一人で子育てを担うのではなく、家族、地域、社会で子どもを育てよう」をミッションに、全国にて講演、プロジェクトを行う。東京都北区多世代コミュニティー「いろむすびカフェ」アドバイザー。産後のママをみんなでサポートする「3・3産後サポートプロジェクト」発起人。著書、共著に「ママとパパも喜ぶ いまどきの幸せ孫育て」(家の光出版)。

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