[動画]コミュニケーション初めの一歩「大丈夫に込められた二つの意味」

「保護者の授業」では、子どもを伸ばす専門家を講師に迎えた授業が動画で視聴していただけます。1月5日からは、臨床心理士の平木典子さんを講師に迎え、「コミュニケーション初めの一歩」をテーマに実施した授業を4週にわたってお届けします。

コミュニケーション初めの一歩
~ 相手を受け留めていることを伝え合うこと ~
(第4回)「大丈夫に込められた二つの意味」


平木典子
(2005/12/19 ベネッセコーポレーションで撮影)

私の気持ちを察して認めてほしいな、背中をたたいてほしいなという信号が甘えです。そういうときに「本当はあなたは大丈夫なんだけど、ちょっと今、その気にならないんだよね」ということを認めてあげるとか、「だいたい片づけができるようになっていたんだから、本当はあなたはできるんだよね、ちょっと一緒にやってみようか」とか言うことで、子どもは支えられている気がするんですね。それは「あなたは大丈夫よ」ということを伝えていることになるんですね。

「大丈夫よ」っていうことは「だんだん成長しているよ」「そのままで大丈夫なのよ」と伝えていることになるので、とても大切です。「本当は大丈夫なんだけど今日はやる気がしないんだよね」て言ってあげることがよくって、「何であなたはできるようになったのに戻ったの?」なんて言わないことが大切です。

子どもが帰って来たときに「今日は宿題ないの? テストはどうだった?」と言われると、成果のほうだけで私を見ていると言った感じで子どもはうんざりするんです。「今日は楽しかった? どうだった? 顔色よくないね」と言われると、おかあさんが大丈夫かなって思ってくれているなかで「今日の結果もだいじょうぶ?」ということを聞いてくれているって思えるんですね。




■コミュニケーション初めの一歩 ~相手を受け留めていることを伝え合うこと~

プロフィール

平木典子

津田塾大学英文学科卒業後、一般にはほとんど知られていなかったカウンセリングに興味をもち、アメリカミネソタ大学院に留学、専攻はカウンセリング心理学。現跡見学園女子大学文学部臨床心理学科教授。臨床心理士。

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