91%の人が「教員免許更新制度導入」に賛成!

期間 2005/08/10〜2005/08/24 有効回答数809人

今回のアンケートでは、前回に引き続き、中央教育審議会(中教審)でなされている義務教育に関するさまざまな議論について、「授業」「学習指導」「学校評価」「教員」等、より具体的にお聞きしました。


『フリースクール』も義務教育として認める動き

うかがった6項目のうち「学区を撤廃し、自由に選べる学校選択制度を実施する」「不登校の子どもたちのための『フリースクール』などを義務教育として認める」の2項目において、「まあ賛成」「賛成」と回答された方が、70パーセントを超える高い数値を示しました。

また、各設問で「どちらともいえない」と回答された方が非常に多かったことも、今回のアンケートの特徴です。特に「小学校6年〜中学校3年(6‐3制)の制度を小学5年〜中学校4年制(5‐4制)などに変更する」においては「賛成」「反対」の割合を大きく超えて47パーセントもの方が「どちらともいえない」と回答されています。これは、6-3制が5-4制に変わることでの学校制度や子どもたちへの影響が、保護者に伝わっていないことが想像できます。

「教育改革についてうかがいます。授業や学習指導に関して、お考えをお聞かせください。」




「学校」「教員」も評価するのは当然

昨日、「2004年度に全国で指導力不足と評価された教員数は過去最高の560人を超えた」というニュースが流れました。今回のアンケート結果でも、「学校」や「教員」に対する保護者の不安や不満が読み取れます。また、「採用の際にもっとよく人間性をみるべき」「先生によって指導のレベルが違う」「自分に合う生徒だけを優遇する先生がいる」など、教員の質を問うご意見も多数寄せられました。

「義務教育のこれからの学校評価、教員に関してあなたのお考えをお聞かせください。」




「教員」への厳しい評価がある一方で、子どもたちのために現場で努力されている先生もいらっしゃいました。

  • 子どもの発育段階にあわせて、実にいろいろな面をきめ細かくサポート、報告してくださいます。

  • 5年生で担任が変わり、娘がハキハキと自分の意見を言えるようになりました。

  • うちの学校の先生はけっこう熱血で、個性を大切にして、よく指導してくれます。

  • 私のところは、へき地で、先生が15人だが、皆いい先生で、感じがいい。

  • 息子の学校の先生は、休みの日にも地区行事などに参加をし、地域との交流にとても一生懸命です。親も子も学校が大好きです。いつも頭が下がります。

今回のアンケートから、義務教育期間に「教師間の指導力の格差」による子どもたちの不幸が生まれないためにも、「学校」や「教員」の質を維持するための措置が、早急に必要だと感じました。



望まれる「学校」と「地域」の連携

「これからの学校教育がよくなるために、あなたが校長なら何を手がけますか」という質問の回答のなかには、下記のように「地域」と連携した学校運営を望む声が多く見受けられました。

  • 子どもの教育を学校まかせにするのではなく、地域、保護者と共に行う。

  • 学区を小さくして、地域社会と密接な関係を築き、家庭・地域・学校を連携させて教育を中心にした健全な環境を整える。

  • 地域の人たちにもっと協力してもらって、先生をサポートしてもらう

  • 積極的に地域住民との活動の場をつくる。子どもはみんなで育てるものだから。

  • 公立なら、地域ぐるみで学校をみんなで支えていく心構えが大切だと思う。

  • 地域や保護者との連携をしっかりしていきたい。学校だけに教育やしつけのすべてを任されるようでは、学校が成り立たないので。



いただいたご意見ご感想

  • 「不登校の子どもたちのための『フリースクール』などを義務教育として認める」の項目で賛成よりの意見が多かったのにはびっくりしました。フリースクールに通っている人が全員だとは思えませんが、本当にある程度の学力があるのでしょうか?義務教育だけに限らず、「本当に高校卒業したの?」と言いたくなるような人もたくさんいます。学校によるレベルの差もあるのでしょうが、最低限これができてないようなら小学校・中学校・高校を卒業したとはいえないというような、明確な基準を国全体で統一する必要があるのではないでしょうか?そのうえで、それにパスできる人なら、フリースクールを義務教育として認めてもいいのではないでしょうか?

  • 学校教育に対しては、担任教員の格差や授業時数がたりない、総合教育は意味をなしていないのではないかなど色々と思うところはあります。しかし、根本的に家庭教育力の低下が今の子どもたちの最大の問題点につながっているのではないでしょうか・・・。親が挨拶ができないとその子どもは人の話を目を見て聞けないし、塾などの習い事以外の時間は、ゲームやTV、カードに明け暮れている子どもが少なくありません。子ども同士の問題に必要以上に親が出るケースもあります。子ども時代に子どもらしい生活をしていれば、自分を良くしたいというエネルギーが蓄積してきて、いつかそれがその子どものやる気の源になると思います。あまりにも放任で子どもの自由時間のすごし方に目を向けていない、知らない親が多くなってきてしまいました。子どもの可能性は放っておいても良くならないと思います。もちろん学校に期待する点は多々あります。しかし、家庭がしっかり子どもを教育していないと、学校の教育はその子に吸収されなくなってしまうのではないでしょうか。学校や先生に要求すると同時に親自身も子どもを育てる目を肥やしていかなければいけないと思います。アンケートの感想にはなっていなくてすみません。

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