その“イライラ”は“ニコニコ”のもと(4) “一番の願い”がかなった幸せをかみしめよう [スーパー保育士のお悩み相談]

子育ては楽しいものですが、子どもが成長していく過程では、日々、悩みや困ることもたくさん出てきます。
毎日笑顔でいられたら……と頭では思っていても、子どもの行動にイライラして、つい強く叱りすぎてしまうこともあるでしょう。
そんなときは、お子さんが生まれた時のことを思い出してみるのもおすすめです。

20年前のビデオを見て泣く母の涙のそのわけは……?

お子さんが小さかったころの自分の姿を見て、思わず涙が出たお母さんのエピソードを一つご紹介します。

我が子が2歳のときに行った家族旅行のビデオを見て泣いているお母さんがいました。懐かしくて泣いたのではありません。そこに映った、ある場面を見て泣いたのです。

そこには旅行先のある観光地で、子どもが泣きながら「だっこだっこ」と言っているのに、抱っこをしないどころか、子どもを叱り、次々と冷たい言葉をかけている自分が映っていたのです。

「あんなにかわいい子どもが、あんなに抱っこをしてほしがっているのに、どうして私はあんな冷たい言葉ばかりかけたのだろう。どうして優しい言葉のひとつもかけなかったのだろう。ああ、今すぐ画面の中に入って抱っこをしてあげたい!」とそのお母さんは思ったそうです。それで思わず涙が出てきたのです。

どんな場面であれ、子どもがお母さんに甘える様子は、そばで見ていると、なんともほほえましい、幸せな親子のようにしか見えないときもあります。もしかしたら、当時のビデオを見て泣いたあのお母さんの涙も、それは後悔の涙だったかもしれませんが、もしかしたらそのときの幸せに改めて気づいた、まさに「幸せの涙」だったのかもしれません。

“一番の願い” がかなっている幸せを味わおう

「もう! うちの子は、どうしてこんなに落ち着きがないのかしら……」
「好き嫌いばかり言って本当に困ってしまう……」
子育ては楽しいものですが、悩みや困ることもたくさんやってきます。

でも、お子さんが生まれたとき、お宮参りで、神様にこう願いませんでしたか?
“どうかこの子が健康で、すくすく大きくなりますように!”
子どもが生まれた時の一番の願いは、だれもがそうだったはず。
「どうか落ち着きがある子になりますように」「好き嫌いを言わない子どもになりますように」なんて願わなかったのではないでしょうか?
もし願ったとしても、そんなのは順番で言えば20番目30番目の願いだったはずです。

仮に今、お子さんに落ち着きがなく、好き嫌いが多かったとしても、それはあの一番の願いがかなったからこそ。今、抱えている悩みのほとんどは、あのときの願い通り、お子さんが健康ですくすく大きくなったからこそ出てきた悩みとは言えないでしょうか?

まとめ & 実践 TIPS

「我が子が生まれた時に願った、あの“一番の願い”はかなっている!」
そう考えるだけでも、“イライラのもと”と思えていたものが、急に“ニコニコのもと”と思えるようになってくるかもしれませんよ。
すくすくと育ってくれた我が子と、“一番の願い”をかなえてくれた神様に感謝!ですね。

プロフィール

原坂 一郎

原坂 一郎

KANSAI こども研究所所長。23年間の保育所勤務時代には、どんな子どもも笑顔になるユニークな保育が注目され「スーパー保育士」と呼ばれた。現在は「こどもコンサルタント」として、子どもおよび子育てに関する研究・執筆・講演活動を全国で展開している。

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