親子で一緒に水泳教室 ~水に慣れる 1~

水泳は子どもから大人まで、幅広い年代が楽しめるスポーツです。「水に入るのが苦手」というお子さまも、練習のコツさえつかめば、しだいに泳ぐのが好きになって、水泳が得意になるでしょう。そこで、親子で一緒に練習できて、水泳が楽しくなる、とっておきの方法をご紹介します。
教えてくれるのは、東京スイミングセンターの中村礼子コーチ。競泳女子200メートル背泳ぎで、アテネオリンピック、北京オリンピックの2大会連続銅メダルを獲得。現在は水泳の指導者として活躍しています。

呼吸のリズム

水泳には、さまざまな泳ぎ方がありますが、どの泳ぎ方にも共通するのは、手と足でしっかり水をとらえることです。水泳が苦手というお子さまは、いきなり泳ぐのではなく、最初は水に慣れることから始めましょう。

最初は、水に慣れるために、呼吸の仕方から覚えましょう。大きく口を開けて息を吸ったら、息を止めて水に潜ってみましょう。口は閉じたまま、一度に全部息を出そうとせず、鼻から少しずつ同じ量の息を出すようにします。息を吐くことに慣れたら、今度は息を吸い込んでみましょう。水に潜ってゆっくり吐き出したら、潜った状態から水面に大きくジャンプします。この時、口を大きく開いて、息を吸い込みます。慣れてきたら、この動きをリズムよく繰り返します。

二人一組で向かい合って手をつなぎながら練習します。ポイントは、鼻から息を吐いて、口から息を吸うこと。
保護者のかたはお子さまと手をつないで、お互いの目を見ながら一緒に水の中に入ってみましょう。この練習は、おうちのお風呂でもできるので、ぜひ一度試してください。

水に潜る

今度は、水の中に潜る練習です。大きく息を吸い込んだら、両足を前に伸ばし、お尻をプールの底に付けます。両手で水をかき上げて、体が浮かないようにしましょう。潜ったら息をしっかり吐き出しましょう。お尻が底に付かない時は、保護者のかたが後ろから軽く肩を押してサポートしてあげてください。

ダルマ浮き

今度は、水に浮いてみましょう。水の中に片足で立ち、上げた足を抱えます。次に、立っていた足で軽くジャンプし、両手で両足を抱えます。大きく息を吸い込んだら、体を丸め、頭を水の中へ。しばらく動かずにいると、背中が水面に出て、ダルマのような形で浮くことができます。


  • <動画>親子で一緒に水泳教室 ~水に慣れる 1~

プロフィール


中村礼子

競泳女子200メートル背泳ぎで、アテネオリンピック、北京オリンピックの2大会連続、銅メダルを獲得。現在は水泳の指導者として、初心者から上級者までそれぞれのレベルに合わせたきめ細やかな指導を行っている。

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