「片付けられない」子どもの行動を変えるには?

「片付けられない」子どもの行動を変えるには?散らかしっぱなしで片付けない、忘れ物や遅刻が多いなど、子どもの生活上のくせに悩む保護者は多い。「片付けられないなどの行動を『だらしない』のひと言で単純化してしまうのは、解決策にはなりません」と行動分析学が専門の法政大学島宗理(しまむね・さとる)教授は話す。では、望ましい行動を習慣化するにはどうしたらよいのだろうか。島宗教授に解決策を伺った。

 

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「なぜ片付けられないの?」「なぜ忘れ物ばかりするの?」と子どもを叱っている時、「なぜ」の理由を考えていますか? 原因を考えながら「どうしたらできるようになるのか」を考えてください。たとえば、片付けられない理由。「物が多すぎて、収納場所が足りない」、「収納場所が決まっていないので、どこに片付ければよいかわからない」、「散らかりすぎて整理に時間がかかる」などがあげられます。

 

では、片付けたらどんなメリットがあるでしょうか? 「探し物がすぐ見つかる」、「スペースが広く使えて気分がすっきり」、「友達を招きやすくなる」。そうしたメリットを子どもに伝え、子ども自身が「片付いた部屋の方がよいな」と思うことが大切です。

 

ポイントは、物が多い場合、「断捨離」する物は子どもが決める、片付ける場所もできるだけ子ども自身が考えること。そして、片付けている時や片付いている部屋を見た時にはほめてあげること。また、片付けのメリットを感じられるように、保護者が見本を示すのもよいですね。リビングの収納や冷蔵庫内の整理を子どもにも手伝ってもらえば、便利さや心地よさを実感できます。

 

子どもの行動は本人が自分で選択して変えようとしなければ変わりません。「変える」か「このままにするか」は、子ども自身に選ばせてください。場合によっては、保護者の望む選択肢を選ぶとは限りません。「片付けないままでよい」と子どもが選んだ場合でも、その選択を受け入れることが大前提です。さまざまな方法を子どもと一緒に試して、楽しんでください。

 

出典:気になる「くせ」とどう向き合う? 【後編】望ましい生活習慣をつけるには -ベネッセ教育情報サイト

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