【高1・2推薦入試志望者向け】 夏休みにやっておきたい4つのアクション

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推薦入試を視野に入れているお子さまにとって、夏休みはとても大切な時期。
ポイントを押さえて活動することで、合格にグッと近づくことができます。

ここでは、特に高1・高2のお子さま向けに、推薦入試で合格をめざすなら夏休みに取り組んでおきたい4つのアクションを、推薦合格を決めた大学生の「やっておいてよかった!」という体験談とあわせてご紹介します。
お子さまが夏休みに戦略的に行動できるよう、ご家庭でしっかりサポートしましょう。

この記事のポイント

アクション1:志望大のオープンキャンパスに参加する

夏休みにはさまざまな大学でオープンキャンパスが開催されます。
お子さまの志望大が決まっているならもちろん、まだ検討中の場合もぜひ、お子さまがあこがれている、あるいは興味のある大学のオープンキャンパスに参加するよう勧めてはいかがでしょうか。

保護者のかたと一緒に参加するお子さまも少なくありません。

実際にキャンパスへ行くことで、施設の充実度や在校生の雰囲気、周辺環境などさまざまな情報をキャッチできます。
また、興味がある学部の模擬授業に参加したり、在校生に話を聞いたりする経験は、お子さまが学びたい学問を決めるきっかけになる可能性も。
推薦入試志願者向けのプログラムを実施している場合は、積極的に参加するとよいですね。
オープンキャンパスで得た体験は、推薦入試の出願時に提出する志望理由書に書いたり、面接で話したりするなど、強力なアピール材料になるはずです。

まずは気になる大学のウェブサイトをチェックして、オープンキャンパスのプログラムを確認するところから始めましょう。
足を運ぶのが難しければ、オンライン(Web)オープンキャンパス参加を検討してもよいでしょう。

お子さまの推薦合格をサポートした先輩保護者の声

気になっていた大学のオープンキャンパスに親子で参加。実際に行ってみて、参加すべきと改めて思いました。キャンパスの雰囲気や交通機関など、実際に行かないとわからないことも多々あったうえ、教授とお話もできて、子どもは「ここで学びたい!」とやる気を高めたようです。
(四日市大 環境情報学部の保護者)

一緒にオープンキャンパスに行き、大学案内には載っていない情報をメモ。
結果的にこの情報が役に立ち、総合型選抜合格を決めることができました。
(大妻女子大 家政学部の保護者)

アクション2:志望分野に関連する経験を積む

推薦入試の選考では、「なぜその大学・学部で学びたいと思ったのか?」が重視されます。
その志望理由に説得力を持たせる方法の一つが、夏休みの経験です。
夏休みには、高校生が参加できる職業体験やボランティア、学術講座などが多く実施されています。
高1や高2の比較的時間があるうちに、お子さまが興味をもっている分野に関連する経験をしておくことで、志望理由書や面接で自分の熱意をアピールできます。
体験したことは、ノートに書き留めたり、eポートフォリオ(部活や委員会、学外活動など高校生活で得たさまざまな活動を記録できるアプリ)に記録したりして残しておくことが大切です。

推薦合格した大学生の声

歴史を学びたかった私は、地域で開催されている「古文書講座」に参加したり、志望大の教授が執筆した論文を読んだりして知識を深めました。その経験はノートにまとめておき、出願時の志望理由書で熱い思いをアピールしました。
(お茶の水女子大 文教育学部 A・Bさん)

乳幼児教育を学びたかったので、夏休みには幼稚園でのインターンシップのほか、地域の保育所と子育て支援センターでのボランティアを経験。そこで経験したことや感じたことを志望理由書に書くことで、説得力がアップしたと思います。
(千葉大 教育学部 H・Mさん)

アクション3:検定・資格取得に力を入れる

夏休みは普段より時間があるので、検定・資格の取得をめざして対策するのもおすすめです。
まず視野に入れたいのは、英語4技能検定試験。
大学・学部によっては、英語4技能検定試験で一定以上の基準を満たしていないと推薦入試に出願できない場合もあるので、早い段階から対策しておくと安心です。
英語4技能検定試験以外でも、志望分野に関連する資格・検定を取得しておくと、推薦入試で有利に働く可能性もあります。
お子さまが興味を持ちそうなものを見つけたら、さりげなく教えてあげてはいかがでしょうか?

推薦合格した大学生の声

英検®︎はどんな入試方式でも役に立つはずだと考えて、高1から準1級の取得をめざして対策。高2の夏には無事取得できました。
(国際基督教大 教養学部 R・Oさん)

大学ではスポーツ栄養学を学びたいと考えていたので、スポーツプレイヤーに食プログラムを提供するための資格を取得。面接などでしっかりアピールしました!
(大阪公立大 生活科学部 M・Kさん)

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
※このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

アクション4:志望大・学部を検討する

「アクション1」にも関連しますが、お子さまの志望大・学部が未定なら、夏休みに検討するとよいでしょう。
さらに、気になる大学が見つかったら、アドミッション・ポリシーに書かれている内容、出願資格、選抜方法なども確認しておくとベストです。
推薦入試では成績基準が設けられているケースが多いので、「どれだけ成績を伸ばせばよいか」を意識しておけば、推薦入試での成功率も高まるのです。
お子さまが高1・高2の場合は、実際に受験する年度の入試要項の内容が変わることもありますが、参考にはなるはず。
夏休みは普段より時間が取りやすいので、お子さまと一緒にリサーチしてみましょう。

お子さまの推薦合格をサポートした先輩保護者の声

子どものやりたいことをじっくり聞き、大学・学部選びの相談相手になりました。
(東京女子大 現代教養学部の保護者)

大学・学部の検討とあわせて多様な入試形態を一緒にリサーチ。子どもが強みを発揮できるスタイルということで、早くから推薦入試を視野に入れてサポートしました。
(法政大 経済学部の保護者)

夏休みの過ごし方次第で推薦合格に近づける

夏休みに4つのアクションを起こしておくことは、お子さまの推薦合格を大きく後押しします。
ただ、授業がない時期とはいっても、高校生は夏休みの課題や部活などで忙しく、推薦入試を見据えて自分から行動するのは大変かもしれません。
推薦合格に向けて着実に準備を進められるよう、オープンキャンパスの日程を調べたり、気になる大学の資料を取り寄せたりして、保護者のかたができる範囲でサポートしてあげてください。

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