首都圏郊外に広がる公立中高一貫校志向 茨城は3年で10校を増設【中学受験】

2020年度の中学入試も終わりました。そこで、公立中高一貫校の入試が今後どうなっていくのか、森上教育研究所がお伝えします。
今回は、東京都以外の首都圏の公立中高一貫校についてです。

2020年度は茨城県が5校もの中高一貫校を増設

神奈川・千葉・埼玉の公立中高一貫校の倍率は、例年よりも減少する傾向が見られました。
千葉の稲毛高等学校附属中学校のある地域は、近隣に私立のトップ校渋谷教育学園幕張がある。地元の受験生は公立中高一貫校、都内からの受験生は私立の中高一貫校という風に傾向が分かれているように見受けられます。
埼玉では、さいたま市立浦和中学校が高倍率ですが、これは北浦和駅から徒歩圏内という交通の便のよさも要因にあるでしょう。

今後注目を集めそうなのが、茨城県立の中高一貫校です。茨城では、2020~2022年の間に10校もの中高一貫校を増設します。2020年度は太田一、鉾田一、鹿島、竜ケ崎一、下館一を開校。竜ヶ崎第一高等学校附属中学校は、4.95倍もの高倍率となりました。
それに伴い、適性検査で公立中高一貫校に漏れた生徒の受け皿となる私立の中高一貫校の活力もますます増してきそうです。

プロフィール

森上展安

森上展安

森上教育研究所(昭和63年(1988年)に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。

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