東京都の公立中高一貫校、昨年より倍率を下げ私立付属校より低い倍率に【中学受験】
2020年度の中学入試も終わりました。そこで、公立中高一貫校の入試が今後どうなっていくのか、森上教育研究所がお伝えします。
今回は、東京都立の公立中高一貫校についてです。
都立中高一貫校は私立大学付属校より低いくらいの人気に
2020年度の東京都の公立中高一貫校の志願動向です。
都立の中高一貫校といえば、昨年まで最低でも6倍台で推移することが定例となっていましたが、今年は5倍台の学校が多く目につきました。これは私立の大学付属校より少し低いくらいの倍率です。
6倍台から5倍台に倍率が減ったとはいえ、まだまだ厳しい受験であることに変わりありませんから敬遠されたということしょう。加えて、2020年から始まる、就学支援金年収制度の拡充による私立高校の授業料が無償となる対象年収家庭の増大に伴い、それまで授業料に当てていた資金を塾に使うようになったため、多くのご家庭が無理のある進路指導を受けることがなくなり、現実的な視点で学校選びをしたことの証左ともいえます。
就学支援金によって、これまで公立志向だったご家庭が、私立中学・私立高校を受験するようになると、今まであまり実績のなかった都立の中位校が定員割れを起こすことが予想されます。それぞれの受験生や保護者のかたの選択肢が増え、社会に出てからも活躍する人材を育成するという意味でも必然の流れといえるでしょう。
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