新大学入試で必要となる「英語力」とは?得点につながる勉強法

英語認定試験はどのように活用され、「共通テスト」の英語では、どんな力が問われるのでしょうか。
学びたい学問と、学べる大学に出会えるイベント「夢ナビライブ2019」東京にて、「進研ゼミ高校講座」編集室の相武貴志が行った講演をまとめました。
今、求められている英語力をつけるための、おすすめの勉強法も紹介します。

「英語認定試験」はどう活用される?

これまでのセンター試験では、英語はリスニングが50点、筆記が200点という配点で、聞く力と読む力が問われました。新大学入試では、センター試験に代わる共通テストのほかに、ほとんどの大学で英語認定試験が活用されることとなっています。

英語認定試験は、聞く力・読む力・話す力・書く力の4技能を問うもので、ケンブリッジ英語検定、GTEC、IELTSなどいくつもありますが、いずれもCEFR(セファール)という共通の物差しにあてはめて評価されます。CEFRとは外国語を学習している人の言語能力を客観的に示すための国際基準で、A1からC2までの6段階で評価します。
英語認定試験は、一定以上の認定試験の結果を「出願資格」とする大学と、共通テストの英語に「加点」する大学があります。
出願資格としては、多くの大学で「CEFR A2レベル以上」を基準としています。

英語認定試験は、高校3年生(4月~12月)の2回までの試験結果を利用できることとなっています。つまり、高3になるまでに、ある程度4技能の能力を上げておく必要があるということです。

「大学入学共通テスト」はリスニングと日常生活を想定した読解問題が中心

「大学入学共通テスト」では、リスニングとリーディングの配点は均等になります。センター試験に比べ、リスニングの配点が大きく上がっているといえます。
また、「共通テスト」の「試行調査」(プレテスト)の出題傾向も、センター試験とかなり変わっています。

まず、筆記問題では、センター試験に出ていた発音やアクセント、語句の順序を変えて応答文を完成させるといった知識を問う問題は出題されません。ブログやニュースの記事、サイトに掲載された料理レシピなど、日常生活に関連する英文の読解問題が大部分です。
また、単語数で比べると、センター入試は約4,300語でしたが、試行調査では5000語を超えていました。

また、リスニング問題は、センター試験ではすべての問題を2回読み上げていましたが、試行調査では問1~問3は2回、問4~問6は1回の読み上げとなっています。より実践的なリスニング力を求めているといえます。今後、リスニング対策はますます重要となってくるでしょう。

今後、求められる英語力とは?

これらの傾向から、今後必要とされる英語力がみえてきます。
たくさんの英文を読んだり聞いたりすることが求められますから、意味がわかるだけでなく、聞き取れて自分でも発音できる「語彙(ごい)力」が大切。一語一語の知識の正確さより滑らかさや推測力(思考力・判断力)、英文を速く処理する瞬発力が必要となるでしょう。

高1・高2時代から取り組みたい、先輩のおすすめ英語勉強法

ここで、新大学入試に生かせる、「進研ゼミ」の先輩の勉強法を紹介します。

単語編

単語を見ながらリスニング&発音
CD付きの単語帳を購入し、1日100語のペースで「単語を見つつCDで聴く→発音」の取り組みを開始。数多く触れることを重視しました。[北海道大・B先輩]

例文を覚えて単語を記憶に残す
単語を覚えるときは、その単語を使った例文を覚えるようにしていました。例文だと、単語と日本語訳が自然と頭の中で結びついて、忘れにくくなりました。[早稲田大・K先輩]

長文読解編

段落ごとに要旨をつかむ
段落ごとの要旨を余白にメモする習慣をつけました。「いつ・だれが・どうした」などを意識するのがポイント。[津田塾大学・I先輩]

簡単な洋書で長文に慣れる

好きな海外の児童書を読んで英文に慣れました。ストーリーがわかっているので、長文でもつまずかずに読み進められるのがメリット。初見の問題文でも抵抗なく読めるようになりました。[埼玉大・M先輩]

進研ゼミおすすめの読解法

次の展開を示す語句を手掛かりに、先を予測して読む

but /though などの後には、今まで述べてきたことと反対の内容がくる
for example /such as などの後には、前に述べたことの具体例がくる
so/therefore などの後には今まで述べてきたことの結果や結論がくる

というふうに、語句を手掛かりに「先読み」する習慣をつけると読解のスピードが上がります。

このように、大学入試で求められる英語力は大きく変わりつつあります。高1・高2時代から、意識して4技能の力を高めていきましょう。

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プロフィール

相武 貴志

ベネッセコーポレーション
高校講座進路情報責任者
北海道・東海・近畿・九州・沖縄エリアの高校現場を歩く中で、大学合格を果たした生徒とその保護者、学校の実態を踏まえた進路指導に定評。

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