【英語勉強法】中学生からおさえておきたい!リスニング問題の対策ポイントとは?

定期テストの時期になると、「どうやって対策したらいいかわからない」とご相談をいただくのが、英語のリスニング問題です。
大学入学共通テストではセンター試験に比べてリスニングの配点が増えたこともあり、定期テストでもリスニングを重視する傾向があります。そこで今回は、リスニング問題で気をつけたいポイントについてご紹介します。

この記事のポイント

【準備編】疑問文とその答え方、よくある会話表現を押さえる

まず、リスニング問題は「すべての英文を完璧に聞き取らなくても解答することができる問題が多い」というのが特徴です。リーディングやライティングと違い、会話の流れや重要なキーワードを押さえることができれば答えを導ける問題が多いため、必ずしもすべてを事細かに聞き取る必要はありません。
しかし、基本文法や英単語の知識がきちんと身についていなければ、聞き取れたとしてもその意味がわからず、正解を導くことができません。基本的な文法項目や英単語の知識は日々の学習の中で構築しておく必要があります。特に、中学生から必ず押さえておきたいポイントを以下にまとめました。

■リスニング問題を解くうえで押さえておきたい基礎知識

  • ①疑問詞・疑問文とその答え方
  • ②道案内・電話・お店での注文といった日常の会話表現

①疑問詞・疑問文とその答え方

疑問詞とは『what/when/where/which/who/whose/how』など、具体的な内容を質問する際に用いる言葉です。リスニングでは、英語の問題文を聞き取って解答する問題や、あらかじめ質問される内容が英語で記載されている問題など、「何を聞かれているのか」を自分で判断する必要がある出題が頻出です。
そのため、疑問詞や疑問文をきちんと理解しておくことは、正しい解答を導くために必要不可欠です。また、疑問文に対する適切な返答を選ぶ問題もよく出題されますので、答え方までセットで覚えておくことが大切です。

②道案内・電話・お店での注文といった日常の会話表現

リスニング問題では、場面設定に基づいた会話表現が設問の内容に関わることがしばしばあります。例えば、「May I speak to Mary ?」「メアリーに代わっていただけますか?」という電話での会話表現を知らなければ、その後に続く「Sorry, you can’t. She’s out.」「すみませんが、できません。彼女はでかけているのです」という返答を正しい意味でとらえることができません。
こういった会話表現は、場面ごとに教科書でまとめて掲載されていますので、テストの前に確認しておくと良いでしょう。

【実践編①】テスト開始!注意するべきポイント

では実際のテスト本番で、テストが始まってからリスニング問題に取り組むまでに注意するべきポイントについてお話します。

多くのリスニング問題では、初めに「これからリスニング問題を始めます。問題番号1のあるページを開いてください…」といったような指示や、各問題の説明を日本語や英語で読み上げるといった時間があります。このアナウンスや問題の説明の時間も、テスト時間として有効活用しましょう。
具体的に言うと、実際にリスニングの問題文が放送されるよりも前に、以下のポイントを確認しておくことが重要です。

■テスト開始時に注意するべきポイント

  • ①あらかじめ問題文・図表に目を通し、「何が問われるか」を予想しておく
  • ②選択肢がある場合は、その違いから聞き取るキーワードを予想する

①あらかじめ問題文・図表に目を通し、「何が問われるか」を予想する

テスト用紙に掲載されているリスニングの問題文や図表から、これから何について話されるか、または問われるかといった情報が読み取れます。
例えば、「Which T-shirts did Tom buy ?」「トムはどのTシャツを買いましたか?」という問題文があれば、Tシャツの値段や図柄といった情報について問われると予想できます。
他にも、メニュー表が掲載されていれば、料理の値段や種類、割引の有無といった情報が問われる可能性がある、と目星をつけることができます。

②選択肢がある場合は、その違いを把握することで「何が問われるか」を予想する

選択肢が掲載されている場合、それぞれどのような違いがあるのかを事前に見比べておくことで、問われる内容を類推することができます。例えば、①It’s Monday. ②It’s Tuesday ③It’s Wednesday ...と並んでいれば、「曜日」とその周辺に注意して聞き取る必要がある、と心構えしたうえで問題に臨むことができます。
ただし、リスニング問題では「火曜日の次の日」や、「その前日」など聞き取った単語がそのまま解答にならないケースもあるので、注意が必要です。

限られた時間の中で解答をする必要があるリスニング問題においては、放送文が流れるまでの間に情報をどれだけ整理できるかが解答のカギとなります。

【実践編②】ここを聞き取る!特に注意するべきキーワード3選

最後に、多くのリスニング問題で問われる「解答の根拠」となりやすいキーワードをご紹介します。

■特に注意するべきキーワード3選

  • ①「時間」や「数」(日にち・曜日・時刻など)
  • ②「場所」(集合場所・物の位置など)
  • ③「人物」(動作の主体など)

リスニング問題においては、「時間」「数」「場所」「人物」といった情報について、複数の選択肢や状況から判断して答える問題が多いです。そのため、あらかじめ問題文でどんなキーワードが解答の根拠となりそうか見当をつけたうえで、これらの情報に注意して放送文を聞き取ることで、より素早く問いとその解答の根拠を結びつけることができます。
例えば、「When and where will they meet ?」「いつどこで彼らは会うつもりですか?」という疑問文から、「時間」と「場所」が解答になることを意識したうえで、日にちや時間、場所について言及する場面は特に注意して聞き取る!という方針を立てます。
こうすることで、どの部分に注意して聞くべきか考えずにリスニングの問題に臨むよりも、ずっと効率的な聞き取りが可能です。

「問題文や図表に目を通して、あらかじめ問われる内容を予測したうえで、実際の放送文から解答に必要なキーワードに絞って聞き取る」、常にこれを心がけましょう!

まとめ & 実践 TIPS

コミュニケーションを主体とした、4技能を高める英語学習が求められる昨今、以前よりもリスニングの重要度はぐっと増したと言えます。
しかし、相手の話の要点を聞き取るという点は、日本語の会話となんら変わりはありません。必要な知識をきちんとつけたうえで要点を絞って聞き取り、内容を理解することを心がけましょう。応援しています!

株式会社プランディット 英語課 堀内(ほりうち)
編集プロダクションの株式会社プランディットで、進研ゼミを中心に、小学校から高校向けの英語教材の編集を担当。

プロフィール

株式会社プランディット

1988年創業のベネッセ・グループの編集プロダクションで,教材編集と著作権権利処理の代行を行う。特に教材編集では,幼児向け教材から大学入試教材までの幅広い年齢を対象とした教材・アセスメントの企画・編集を行う。

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