小学校英語は中学以降の英語に役立つの!?

アンケート期間 2006/10/20~2006/11/01 回答者数:4,797人

小学校の重要科目は、国語、算数、英語の順
前回のレポートでは、小学校での英語教育の必修化について、「賛成」「反対」など、皆さまの声をご紹介しました。もし英語教育を本格的に導入するとしたら、そのための授業時間が必要になり、場合によっては何かの科目を削ることも考えられます。そこで、皆さまには、現在ある科目のなかでどれを重要視している(増やしてほしい)か、またはその逆(減らしてもよい)かを伺い、それぞれあてはまるものを一つ選んでいただきました。

【図1 もし、週に1時間だけ授業時間が増やせるとしたら、どの科目を増やしてほしい(増やすのがよい)と思いますか】

すべての学齢の家庭で、「国語」「算数」「英語」……の順になっています。ただ、英語を増やしてほしいと考えるかたの割合が大きくかわらないのに対し、算数を増やしてほしいと考えるかたが、お子さまの学齢が上がるにつれて増えているところが特徴的です。

【図2 英語の授業を週に1時間おこなうために、どれかの科目を減らさなければならないとしたら、どの科目を減らしてほしい(減らすのがよい)と思いますか】

総合的な学習の時間が、総計でも4割近くとなっています。注目すべきは、その次が「英語は必要ない」という意見だということです。前回のレポートで、英語教育の必修化に反対しているかたの声にもあったように、これ以上科目を増やすことで子どもや教師の負担感が増すこと、また、他教科の学習が不足になることなどが、その理由として考えられます。


家庭学習は、早い時期から自然に始めたい
それでは、ここで、家庭学習に目を向けていきましょう。
まず、お子さまが小学生以下のかたに、家庭で英語を学び始めるのに適した年齢を伺いました。この質問には、お子さまが中学生以上のかたからの回答もあったので、参考のためにすべてを含めてご紹介します。

【図3 家庭学習として英語に触れ始めるのは、何歳ごろからがよいと思いますか】

0歳から2歳、3歳から5歳というように、できるだけ早い時期から英語に触れさせたいという家庭が多いようです。ただお子さまの学齢が上がるにつれ、早い時期から学習すべきというかたの割合が減っていきます。それぞれこんな声があがりました。※カッコ内はお子さまの学齢

<小学校に入学する前(3歳から5歳くらい)>

  • 早い時期からネイティブな英語を聞きなれておけば先の英語の勉強にスムーズに入っていけるし、英語に興味をもってくれるのではないかと考えるから。(小学校入学前)
<小学校5年生から6年生くらい>
  • 幼児期から始めると英語耳になるといいますが、子どものある程度の意志を尊重するなら、これくらいかなと思います。中学生になる前に少し慣れておくくらいに。(小4)
<家庭学習は必要ない>
  • 家庭においては必要ない。学校で遊び感覚で親しむ程度でいいと思う。結局、話せるようになりたければ、もっと大きくなってから海外に留学したほうが効果的。(小2)

家庭での学習のしかたにはさまざまな形が考えられます。複数回答で選んでいただいたもののなかから、割合が高かったものを、その理由とともにご紹介します。

<英会話教室がよい……50.3%>
  • 自分自身が英会話教室に通うことで、いろいろな学区から来ている子と友達になれたり、外国人の先生たちと接することができたり、異文化に触れられたりして楽しかった。また、そのことが中学生以降に役立ち、自信へと繋がっていったから。(小学校入学前)
  • 言葉はそれを話す人と、話しながら覚えるのが一番だと思うから。(小5)
<テレビ/ラジオ番組がよい……46.7%>
  • 自然と英語が耳や目から入るようにしたいから。費用面も気になります。(小1)
<通信教育の教材がよい……22.5%>
  • 好きな分量を好きな時間にやれれば、無理がないと思うから。(小5)


中学校以降の英語とは?
お子さまが中学生以上のかたには、お子さまが小学生のときに実際に行っていた英語の家庭学習を伺いました。一番多かったのが「家庭学習をしていなかった」で4割程度、そのあとに「英会話教室」「通信教育の教材」「テレビ/ラジオ番組」「学習塾の英語コース」……と続きました。最後に、これらのかたの声をご紹介します。小学生以下のかたにとっても、参考になるかと思います。

<小学生のとき、家庭学習をしていた>
  • 学校は文法が中心。子どもの頃からやっていた会話中心の学習とは違い、それがそのまま役に立っているかは少し疑問です。ただ、ヒアリングは得意のようです。(中学生)
  • 学習塾の英語コースで学び、少し知識があったので、すんなりと英語の授業に入れました。そのおかげか今でも英語が好きで、一番得意な科目になっています。(中学生)
<小学生のとき、家庭学習をしていなかった>
  • 最初は簡単なあいさつが多く、初めての英語も新鮮で、楽しいと言っていました。しかし、中2になってからは進度が速くてついていけず、苦手科目になりつつあります。(中学生)
  • うちの子どもの場合は家庭学習が今に結びつくとは思えないため、特に不利は感じない。ただ、なかには家庭学習がきっかけで興味をもち、伸びる子もいると思う。(高校生以上)

このアンケートをとおして、皆さまが、小さい頃から英語教育を始めること、またコミュニケーションを中心とした英語を学ぶことを大切に考えていることがわかりました。しかし、現在の小学校英語や会話中心の英語と、中学校以降の英語との間には大きな違いがあるようです。この連携がうまくとれるようになると、わたしたち日本人の英語力も向上していくのかもしれませんね。

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