【時制の一致】形式主語構文<It is...that~>のthat節内ではshouldが必要なのか?
大問2の1の(4)では,なぜshouldなのか。
進研ゼミからの回答
こんにちは。いただいた質問について,早速お答えしましょう。
【質問の確認】
【問題】
次の日本文に合うように,空所に適語を入れなさい。
彼が新聞を読むとは驚きだ。
( ) is surprising ( ) he ( ) read newspapers.
という問題で3番目の( )になぜshouldが入るかというご質問ですね。
【解説】
正解を入れた文は,以下のようになります。
It is surprising that he should read newspapers.
<It is + 感情を表す形容詞〔名詞〕+ that ... should ~>の構文では,
that節内にshouldが用いられることがあります。
アメリカ英語では,shouldを省略して原形が用いられます。
さらに,単なる事実を客観的に述べるときにはshouldを用いません。
すなわち,次のように3つの形が可能なわけです。
①It’s surprising that he should say so.
(彼がそのように言うとは驚きだ)
*shouldが用いられた例
②It’s surprising that he say so.
*shouldが省略された例(<仮定法現在>で,動詞の原形が来ます)
③It’s surprising that he says so.
*直説法の例(3単現の-sが必要です)
普通は,shouldのある形にしますが,3つの形の中でどの形を用いるかは,問題文から判断します。
ご質問の英文では,he ( ) read...と( )の後に動詞の原形が続いているので,①のようにshouldを入れます。
もう1つ例文を挙げておきましょう。
It is strange that she should say[say/says] something like that.
(彼女がそんなことを言うのは変だ)
【アドバイス】
<It is + 感情を表す形容詞〔名詞〕+ that ... should ~>の構文についての質問でしたね。重要な文法事項ですので,手持ちの参考書などで復習しておくとよいでしょう。
それではこれで回答を終わります。これからも『進研ゼミ高校講座』に取り組んでいってくださいね。