【関係詞】非制限用法が使える関係詞
関係代名詞whatは非制限用法で使うことができるんですか?
進研ゼミからの回答
こんにちは。
今回の質問についてお答えしていきましよう。
【質問内容】
関係代名詞whatは非制限用法で使うことができるんですか?
というご質問ですね。
【質問への回答】
関係詞の非制限用法とは、関係詞節が先行詞の補足的な説明をするために付け加えられたものです。先行詞と関係詞の間にコンマをつけることで、非制限用法であることを表しますね。
ところが、関係代名詞whatは、先行詞をそれ自体に含む関係代名詞です。what = the thing(s) whichと言い換えられます。すなわち、このthe things(s)が先行詞、whichが関係代名詞で、この両方を含むのがwhatです。つまり、whatの直前には、先行詞となる名詞がありません。
したがって、関係代名詞whatは非制限用法では用いられないことが、最初の説明と合わせると理解できると思います。
なお、whatの導く節は、大きなかたまりとして名詞と同じように、文の要素(S,O,C)となります。
例文で確認しておきましょう。
例) What I bought was a new computer.
「私が買ったものは新しいコンピュータだ」
What I boughtは、文の主語(S)になっています。
このかたまりの主語に対する動詞(V)がwasで、a new computerは補語(C)です。
例) I don’t understand what she says.
「私は彼女の言うことがわかりません」
what she saysは、文の目的語(O)で、主語(S)はI、動詞(V)はdon’t understandです。
例) That’s what makes me angry.
「それが私を怒らせていることだ」→「それで私は怒っているんだ」
what makes me angryは文の補語(C)で、主語(S)はThat、動詞(V)はisです。
【学習アドバイス】
関係代名詞whatには、非制限用法はありません。文法項目をいったん理解したら、このような細部まで理解しておくと、力がつきます。これに加えてwhatを含む慣用表現も覚えておくとよいですね。
これからも『進研ゼミ高校講座』に取り組んでいってくださいね。