【関係詞】非制限用法の関係代名詞と関係副詞の使い分けについて
答えはwhichになっているのですが, whereではなくwhichになる理由がわかりません。<and there>に書き換えられると思うのですが, この場合どうやって見分ければいいかわかりません。
進研ゼミからの回答
こんにちは。
いただいた質問について, お答えしていきましょう。
【質問の確認】
【問題】
次の日本文に合うように, ( )内に適語を入れなさい。
私たちはジェーンのパーティーに行って, とても楽しんだ。
We went to Jane's party, ( ) we enjoyed very much.
という問題で, 答えはwhichになっていますが, <and there>に書き換えられると思うのでwhereになるのではないかというご質問ですね。
【解説】
これはand thereでは書き換えられません。
we enjoyed very muchの部分に着目しましょう。enjoyは他動詞で目的語が必要ですが, この文では目的語がありません。先行詞がJane's partyなので, ここではWe enjoyed the party (=Jane's party)very much.としなければいけません。the partyは名詞なので, 関係代名詞に書き換えます。
もし与えられた英文がWe went to Jane's party, ( ) we enjoyed ourselves very much.なら, ourselvesという目的語が入っていて, 今度はWe enjoyed ourselves at the party(=there)very much.とすることができるので, ( )の中には<接続詞+there>の働きをするwhereを入れることができます。<前置詞+名詞>が<場所>を表している場合(ここではat the partyの場合)にthereに置き換えることができます。
次の文でも練習してみましょう。
1. Kyoto, ( ) we visited three years ago, is an old city.
2. Kyoto, ( ) we went three years ago, is an old city.
1の文の( )にはwhichが入ります。これは以下の2文が結びついています。
Kyoto is an old city.
We visited Kyoto three years ago.
visitは他動詞なので, 先行詞Kyotoがvisitedの後ろに目的語として直接入ります。Kyotoは(固有)名詞なので, 関係代名詞はwhichです。
2の文は以下のようになります。
Kyoto is an old city.
We went to Kyoto three years ago.
goは自動詞ですから, goの過去形wentの後ろに目的語となる名詞を直接続けることができません。to Kyotoですね。<前置詞+名詞>の形で置きます。<前置詞+名詞>が<場所>を表しているとthereに置き換えられますから, ここではwhereを( )に入れることになります。
【アドバイス】
関係代名詞と関係副詞の違いは理解できたでしょうか。悩む場合は2文に分けてみるといいですね。また, 関係詞節の中の動詞が自動詞か他動詞かにも注意しなければいけませんね。教材の関係詞の部分をもう一度復習してみましょう。
これからも進研ゼミの教材を利用して, どんどん力をつけましょう。