【不定詞】〈too ~ to ...〉の否定文について
【問題】 次の日本文の意味に合うように、[ ]の中の語句を並べ替えなさい。
「彼女はその理由が理解できないほど愚かではない」
She is [understand / wise / too / to / not ]the reason.
この問題で、解答は(She is)too wise not to understand (the reason.)ですが、
どうしてnotの位置をisの直後ではなく、toの前に置くのかがわかりません。
(She is) not too wise to understand (the reason.)ではだめなのですか?
進研ゼミからの回答
こんにちは。今回の質問についてお答えしていきましょう。
【質問内容】
【問題】 次の日本文の意味に合うように、[ ]の中の語句を並べ替えなさい。
「彼女はその理由が理解できないほど愚かではない」
She is [understand / wise / too / to / not ]the reason.
この問題で、解答は(She is)too wise not to understand (the reason.)ですが、
どうしてnotの位置をisの直後ではなく、toの前に置くのかがわかりません。
(She is) not too wise to understand (the reason.)ではだめなのですか?
というご質問ですね。
【質問への回答】
〈too~to…〉は「~過ぎて・・・できない」と否定の意味を含んでいるのでわかりにくいのです
が、意味をよく考えてみましょう。
日本語の「愚か」に当たる語として選択肢の中には、foolishではなく、反対の意味であるwise
「賢い」があります。ここでは「愚かではない」ということを表現しなくてはならないので、wiseを
否定することはできません。isの直後にnotを置いて、She is not too wise to...とするとwiseを
否定して「彼女は・・・するほどには、そんなに賢くない」という意味になり、設問の日本語に合
わなくなります。
一方、to不定詞以下のto understand the reason「その理由が理解できる」を否定して「その理
由が理解できないほど(愚かではない)」と表現すれば、設問の日本語に合います。
to不定詞を否定するには、その直前に否定語を置きます。ですから、解答は、
(She is)too wise not to understand (the reason.)となります。
理解を深めるため、あなたが考えたようにisの直後にnotを置いた例文を見ておきましょう。
【学習アドバイス】
不定詞は文法問題でよく出題される分野ですから、演習問題でよく復習しておきましょう。特に
否定の形や完了形不定詞の文は正確に書けるようにしておきましょう。
これからもゼミ教材を活用してさらに実力をつけていってくださいね。