【文の種類】〈名詞句〉や〈副詞節〉とは?
〈句〉や〈節〉というのがわかりません。名詞や副詞などはだいたいわかりますが、それが〈名詞句〉や〈副詞節〉などと言われると、途端にわからなくなります。そのため、解説や学校の授業も、ほとんど理解できないままやり過ごしています。〈句〉や〈節〉についてわかりやすく整理してください。
進研ゼミからの回答
こんにちは。
今回の質問についてお答えしていきましょう。
【質問の確認】
〈句〉や〈節〉というのがわかりません。名詞や副詞などはだいたいわかりますが、それが〈名詞句〉や〈副詞節〉などと言われると、途端にわからなくなります。
というご質問ですね。
【解説】
「名詞句」や「副詞節」という名称は、「名詞」や「副詞」という品詞名の部分が“働き”、「句」や「節」という部分が(語の集まりの)“形”を示しています。
まず、“形”から確認すると、〈句〉と〈節〉は、どちらも2語以上のまとまりで、それが全体で1つの品詞として働くものです。この点は共通です。
異なるのは、〈句〉はその内部に〈S+V〉(主語+述語動詞)を持たないのに対し、〈節〉はその内部に〈S+V〉を持つという点です。
そして、〈句〉や〈節〉の“働き”は
(1)「S・C・Oなどになる」 … (名詞)
(2)「名詞を後から修飾する」 … (形容詞)
(3)「名詞以外を修飾する」 … (副詞)
の3種類で、これに応じ、
〈句〉には〈名詞句〉〈形容詞句〉〈副詞句〉、〈節〉には〈名詞節〉〈形容詞節〉〈副詞節〉があります。
以上を踏まえ、〈句〉と〈節〉の種類について、例文とともに整理しておきましょう。
句と節の違いと様々な用法について説明しましたが、英文中での働きについて理解できたでしょうか。 例文をよく確認してくださいね。
【アドバイス】
句や節について理解して、使いこなせるようにしておくと、簡潔な文構造で、より複雑な内容の英文を書くことができてとても便利です。
基本的な用法を例文とともに覚えておくとよいですよ。
これからもこの調子で学習を進めていきましょう。