【古代(〜平安時代)】 氷河時代と氷河期の違い
氷河時代と氷河期の違いを教えてください。
進研ゼミからの回答
「氷河時代」は，大陸の広い部分にまで氷河が発達していた寒冷な時代です。
「氷河期」は，氷河時代の中のとくに寒冷な時期のことです。
■氷河時代
氷河時代には，長期間にわたって，非常に寒冷な状態が続きました。
ただ，氷河時代は，全期間ずっと寒冷だったわけではありません。
寒冷で氷河の広がる時期［氷河期（氷期）］と比較的温暖な時期［間氷期（かんぴょうき）］とが，何回か繰り返されました。いちばん最近の氷河期（氷期）は，およそ1万年前に終わったと考えられています。
■氷河期（氷期）
氷河時代の中のとくに寒冷な時期のこと。
最盛期には，陸地の3分の1が氷におおわれていたと推測されています。氷河が増えると海水が減るので，氷河期の海面は現在よりもかなり低かったとみられています。
■間氷期
氷河時代の中の，氷期と氷期の間の温暖な時期のこと。
この時期には，気候は比較的温暖となり，氷河が後退する地域が出てきたりもしました。氷河がとけると海水が増えるので，海面も上がったと考えられます。
