2006/4/13更新!
ベネッセと東京大学のコラボレーションにより、実践的でオリジナリティの高い研究を展開しているベネッセ先端教育技術学講座(BEAT)。2005 年度は、親子がケータイとワークショップで科学について学ぶ「おやこdeサイエンス」プロジェクト、小学校と家庭においてケータイを活用する「Kids Keitai」プロジェクトに取り組んできました。2006年3月25日(土)、2005年度のBEAT研究成果報告会が、東京大学小柴ホール(東京・文京区)で開催されました。
この研究成果報告会では、「教えて!親野先生」が大好評の親野智可等さんと、BEAT客員助教授で『メディアとのつきあい方学習』の著者である堀田龍也さんが「子ども・家庭・学校でのメディア教育を考える」をテーマにした対談が実施されました。
堀田龍也さん
本日のテーマは、「子ども・家庭・学校でのメディア教育を考える」です。ここでいうメディア教育は、メディア社会を生きる子どもたちへの教育を指します。
親野智可等さん
23年前教員になったとき最初に感じたことは、子どもの後ろにいる親の影響力がものすごく大きなということです。
堀田龍也さん
家庭の格差が広がって来たと親野先生はお話されてましたが、昔の家庭といまの家庭は何が違ってきたのでしょう?
親野智可等さん
人類が誕生してから40年前までは、家庭という共同体が目的をもっていたので、親が家庭の中心的役割を担い、大きな影響力をもっていました。
堀田龍也さん
家庭が変わっているにつれて、昔の学校に比べていまの学校にどんな変化があるのでしょうか?
親野智可等さん
一番変わったと思うのは、家庭や地域でしかできないことまで、学校に求めるようになってしまったという気がします。
堀田龍也さん
家庭や学校が変わってきたという大変な状況のなかで、さらにメディアというものが入り込んで、それに伴うトラブルも発生するようになりました。
親野智可等さん
子どもたちにとっての強力なメディアとなるテレビとコミックが出てきました。その出現で子どもたちの集団遊びをする機会や時間を奪ってしまったという事実もあります。