【PR】感想文がスラスラ書ける!秘訣を専門家が伝授【後編】(現場レポ)

長期休暇の宿題の中で、ご家庭でもっとも頭を悩まれるのが読書感想文ではないでしょうか。前回に引き続き、エリアベネッセ青山で行なわれた卯月啓子先生の読書体験イベント「読み読み教室」を取材するシリーズです。今回は、読書体験を感想文にする方法をお伝えします。

● 豊かな感想を持つことが感想文に繋がる

「思ったことや感じたことを口にしてみることが、読書感想文を書くときの基になります」と卯月先生はおっしゃいます。実際、イベントの終了後に話を聞いた子どもの中には、「本を読んで発表したことをそのまま読書感想文にすればいいんだね!」「みんなの意見も聞けたから、今年は読書感想文が楽しく書けそう!」と話してくれた子もいました。
「読書感想文で一番困ってしまうことは、『感想がない』ということですよね。読書の段階で豊かな感想を持たせるには、本を読みながら家族で感想を言い合うのが一番です。保護者のかたも、子どもに『本を読みなさい』というだけでなく、同じ本を読んで『私はこう思ったけど、あなたはどう思う?』と会話を楽しんでみてください。当然、家族の中でもお母さんの読みかた、お父さんの読みかた、きょうだいの読みかたは少しずつ違ってくるかもしれません。そうした意見を聞きながら交流ができれば、豊かな感想がどんどん引き出せるはずです」。と卯月先生はアドバイスします。

そしてこのとき、保護者のかたに気をつけてほしいのは、もし子どもが本を読んで『つまらなかった』と言っても怒らないでほしいということ。「そんな時は『どうしてつまらなかったの?』と理由を聞いてあげてください。本の読み方や面白さは人それぞれに違いますから、『長かったから、つまらなかった』など、その子ならではの意見が出てくるはずです。面白くなくても、どうして面白くなかったかが書ければ、読書感想文になりますよ」。

● 家庭で話した感想を書けば、読書感想文になる!

読書感想文の書き方については「1.読書」→「2.下書き」→「3.清書」の3ステップで書くのがおすすめですという卯月先生。家族での読書を通して豊かな感想を引き出せたら、次はそれを下書きにまとめる作業をします。
「読書感想文は、『はじめ』『なか』『まとめ』と3つの構成で書くことが多いかと思います。『はじめ』には、どんな話なのか、またはどんな人に読んでもらいたいのかを書きます。豊かな感想がいきてくるのは『なか』の部分です。本を読んで自分が思ったこと、家族に話したことを積み重ねていけば、どんどん原稿用紙は埋まっていき、項目が変わるたびに段落を変えていけば書けてしまいます。実際に自分が体験したことや、他の本で読んだことと比べることができると、ぐっと深みが増していきます。『まとめ』には、書き手がどんなことを思って本を書いたのか、作者に想いをはせてみるのもいいでしょう」。

● 多面的な読み方ができる「名作」がおすすめ

読書感想文にとどまらず、親子で楽しい読書体験をするための本選びのコツはあるのでしょうか?
「学年によって選ぶ作品は違うのですが、いわゆる名作と呼ばれている作品がおすすめです。宮澤賢治作品や芥川龍之介作品もいいですね。名作には、いい意味で読者への裏切りがあり、勧善懲悪的なものが少なく不条理や理不尽さもあり、考えや感情を激しく揺さぶってきますから多面的な読み方ができて、どんな読み方をしても間違いというのは有り得ないんです。だからこそ、ご家庭や友達同士で感想を言い合うと、様々な意見が聞けて面白いですよ」。
また、大人は子どもに、学年や年齢に合った本を読ませようと思いがちですが、必ずしもそれにこだわる必要はないと卯月先生はおっしゃいます。「一見、小学生には難しそうな本に思えても、年齢によって受け止め方は変わるものの、その時々の等身大の感覚で内容を理解して、自分なりの感想を持つことはできます。挿絵が無い本でも、文字からしっかり読解することはできるものです」。

読書の楽しさを伝えるには、親子で本を読んで感想を言い合うのが一番だという卯月先生。イベントに参加された3年生の保護者のかたは、「これまで子どもと同じ本を一緒に読むという発想がなかったので、これからは自分も読書を楽しみたい」と感想を話してくださいました。
ご家庭でもお子さまの感性を豊かにする読書体験ができるといいですね。

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