夏休みの工場見学・社会科見学を自由研究にしよう! 成功させるカギはコレ

夏休みの自由研究のテーマに頭を悩ませている子どもや保護者にオススメなのが、工場見学や社会科見学です。無料で見学できる施設が多く、学びにつながるテーマもたくさん見つけられるはずです。今回は、工場見学や社会科見学を自由研究につなげるためのポイントをご紹介します。

【事前準備のポイント】メモ帳やカメラ、ビデオ持参で行こう!

工場見学や社会科見学に行くと決めたら、できれば事前に子どもと一緒に工場や施設のホームページなどを見て、どのようなものが見学できるかを調べておきましょう。例えば、工場見学であれば、「特に何を見学したいのか」「どんなことを知りたいのか」を明確にしておくとよいでしょう。高学年であればこの時点である程度、自由研究のテーマをイメージしておくのがよいですね。

見学当日は、気づいたことをすぐメモできるように、ノートと筆記用具を持って行きましょう。その際、クリップボードのようなものがあると、歩きながらメモができて便利です。撮影可能な施設の場合は、カメラを持っていくこともお忘れなく。食品工場などは製造ラインの動きは早く、子どもには見えづらい部分があると思うので、ビデオで撮影しておくと自宅で製造工程などを見直せて便利です。案内のかたが説明をしてくれる場合もあるので、その音声を録音するためにもビデオは役立ちます。

【見学のポイント】子どもに見所をアドバイスしてあげる!

せっかく工場見学に参加しても、ぼーっと製造工程を眺めているだけではもったいないです。特に研究テーマが決まっていない場合は、どんなところに注目して見学すれば、おもしろい自由研究になりそうか、子どもに見所をアドバイスしてあげるとよいでしょう。例えば、食品工場であれば、下記のようなものです。

・どのぐらいの工程を経て完成するのか
・完成までにかかる時間はどれくらいか
・たくさん、早く作るためにどのような工夫がされているか
・商品の質を保つためにどのような工夫がされているか
・機械ではなく人が作業する工程があるのか
・働いている人の服装はどのようなものか
・ゴミを減らすための工夫がされているか

工場を見ているだけだとわからないことがあるかもしれないので、疑問があれば、案内のかたに質問してみるとよいでしょう。また、施設紹介のパンフレットがある場合は、2部もらっておくと、1部を切ったり貼ったりして自由研究のまとめに使うことができます。工場見学から帰ったら、忘れないうちにおもしろかった点や気づいた点などをまとめさせるようにしましょう。

【テーマ設定のポイント】できるだけテーマを絞るとおもしろい研究に!

工場で見たり聞いたりしたことを、わかりやすくまとめるだけでも立派な自由研究になりますが、学んだことをもとに調べ学習をしたり、実験をしたりすれば、更に学びを深められます。例えば、食品系工場では、こんなテーマが考えられます。

◎食品系工場のテーマ例

・人気アイスやお菓子を自宅で作って再現しよう
・その食品のおいしさの秘密についてまとめよう
・材料のこだわりについてまとめよう
・工場の機械の工夫についてまとめよう
・人の手でしかできない仕事についてまとめよう
・その食べ物の歴史について調べよう
・世界にも同じような食べ物があるか調べよう
・商品が私たちの手元に運ばれるまでの流れを調べよう
・食品工場のある地域に共通していることは何かを調べよう

子どもの興味があり、なおかつ子どもが自分で進められそうなテーマに決定するのが自由研究を成功させるカギです。自由研究のまとめ方のポイントは、過去の記事(http://benesse.jp/jiyukenkyu/matome/index.html)でご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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