小学生の夏休みの宿題、読書感想文 本選びが最初の関門!?

夏休みは時間がたっぷりあり、どうやって過ごそうかと、ワクワクしているお子さまも多いでしょう。しかし、遊んでばかりいると手つかずの宿題がたくさん残って後悔することに。そんな宿題の中でも、特に読書感想文は気乗りしないもののひとつのようです。そこで、夏休みの読書感想文について見ていきましょう。

てこずっている夏休みの宿題第1位は読書感想文

小学生がいちばんてこずっている夏休みの宿題は、「読書感想文」で34.2%でした。普段出されているドリルや書き取りなどの宿題には慣れていても、文章を書く機会は少ないため、どうしたらよいのか戸惑ってしまうのかもしれません。

本選びは「子ども一人で」が6割強

読書感想文を書くための本を誰が決めたのかを伺ったところ、「お子さま一人で」がいちばん多く、6割強でした。親子で協力することもありますが、保護者のかただけで決めるというケースはほとんどないようです。また、本はどのように選んだかについては、「読書感想文におすすめの本ではなく、お子さまが好きな本を選んだ」が最も多く、34.4%という結果でした。子どもが読みたい本を選ぶことが、苦手な読書感想文を始めるための第一歩なのかもしれません。

本選びにつまずく子ども どんなジャンルを選べばよい?

一方、本選びでつまずくことも多く、「感想文に向かない本を借りてきた」「借りた本が興味のない分野だったので、感想もほとんどなかった」などという声も寄せられました。最終的には、ファンタジー・冒険もの(28.8%)や文学小説(25.4%)が好まれ、選ばれているようです。物語の世界に入りこめるため、なんらかの感情を抱いたり、自分の生活と比較したりしやすいのかもしれません。

読書感想文のカギは、「読みたい本」を選ぶこと、さらに「感想を書けそうな本」を選ぶこと。夏休みに備えて、日々の読書のなかで、感想を書けそうな本をストックしておくとよさそうです。夏休みに入ってから本を選ぶ場合は、読みたいものを何冊か候補として挙げ、感想が書けそうかどうかという観点から1冊に絞り込むとスムーズかもしれません。

【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:小学生のお子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2015年8月26日~2015年9日1日
■調査手法:ベネッセ 教育情報サイト オンラインアンケート
■有効回答数:132名
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合があります。

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