書初めの宿題にも 形を整えて文字を美しく見せるには

書初めの宿題にも 形を整えて文字を美しく見せるには冬休みは「書初め」が宿題になることが多いが、毛筆を苦手と感じている子どもも多いようだ。そこで、べネッセ教育情報サイトでは横浜国立大学教授の青山浩之氏にコツを伝授してもらった。保護者も子どもがきれいな文字を書けるように、手伝ってほしい。***「王」という字を例に、実際に文字を書いていきましょう。部品である点画を組み合わせて書いていきますが、美しく見せるためにはその形を整える必要があります。文字の形を整えるポイントである、「線の長さ」、「線の方向」、そして「すき間」、この3つについて紹介します。まず、線の長さについて見ていきます。「王」の場合、1本目と2本目の横画はほぼ同じ長さです。そして3本目が長い横画になります。3本のうち1本だけが長いのを「一画強調」といいます。王という字は3本の横画と1本の縦画で構成されています。続いて、線の方向についても見てみましょう。「友」という字の左はらいに注目してみてください。左はらいが2つあって、その間がだんだん狭くなっています。これが友という字の特徴です。友と反対なのが「冬」という字です。同じように2本の左はらいがありますが、その先は広がっています。左はらいが字の下のほうにある場合は狭くなり、字の上のほうにある場合は広くなるというきまりがあります。線の長さや方向をしっかり意識すると、きれいな字が書けるようになります。漢字にはそれぞれ特徴があります。手本を見た時に線の長さや方向に注目することで、その文字の特徴を的確にとらえることができます。また、毛筆で書く時は、まず1回書いて手本と見比べます。そして手本との違いを意識して2回目を書きます。そうしたら、また手本と比べて違うところを探してください。これをくり返すことできれいな字が書けるようになります。このように、微妙な線の長さや、方向の違いが、文字の形を特徴付けています。手本を見る時に、この2つに注目してみてください。

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