子どもの宿題の悩み、教育評論家が具体的なサポート法を回答

子どもの宿題の悩み、教育評論家が具体的なサポート法を回答子どもがなかなか宿題に取り組まない、と悩む保護者は多いだろう。「子どもが宿題に取りかかりやすくなるよう、行動に結びつくようなサポートを心がけて」と語るのは教育評論家の親野智可等氏。ベネッセ教育情報サイトでは、特に質問の多い保護者の悩みについて、親野氏に尋ねた。***Q.何度注意しても子どもがなかなか宿題に取りかかりませんA宿題への取りかかりは、子どもにとって最大のハードル。宿題の全体像が把握できていない不安から、なかなか取りかかれないのです。そこでおすすめしたいのが「とりあえず一問方式」。家に帰ったら遊びに行く前に、とりあえず漢字の書き取りなら一字だけ書く、算数なら一問だけやっておく。それから遊びに出かけます。一つでも手をつけておけば全体の見通しがつくので、帰宅後に取り組み始める際のハードルが下がります。Q.学習の計画を立てても、好きなことばかり優先して守れませんA「締め切り」を決めてみましょう。6時までに漢字の書き取りを、6時半までに算数を終わらせるというようにゴールの時間を明確化したうえで、「終わったらテレビを見てもよい」などの「ごほうび」を用意するのです。「するべき内容」「締め切り」「ごほうび」をはっきりさせておくと、子どもは張り切って取り組みます。Q.共働きで子どもの宿題を見る時間があまりありませんA.ご両親がフルタイムで働いている家庭では、できる範囲のことをやればよいと思います。ただし、子どもと触れ合う時間が少ない分、投げかける一言ひとことがより重要になります。たとえば、子どもが宿題への不満をもらしたとしたら、「やらなきゃダメでしょ」と頭から否定するのではなく、まずは「そうだね」などと共感し、「じゃあ半分だけでもやろうか」と言ってみる。一緒にいる時間を大切にして、できるだけよい言葉をかけることを意識しましょう。接する時間は短くても、言葉を通じて愛情は十分に伝わります。

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