3歳、4歳の夏休み。親子で過ごす時間が多いときこそ「声かけ」を

 3~4歳の時期は、3~4歳では、できることが増え、「話したい!」「やってみたい!」意欲がぐんぐん伸びる時期。おうちのかたのが「声かけ」を工夫することで会話が広がり、さらに伸ばすことができます。年少さんを伸ばす「声かけ」の工夫をご紹介します!


意識した「声かけ」から広がる親子の会話

 親子で過ごす時間の多い夏、子どもを伸ばすために意識したいのが、「声かけ」。子どもが工作など作ったものを持ってきたとき、あなたならどんなふうに声をかけますか?

 

忙しい日常の中で、ついやってしまいがちなのは、「そうなんだ?」「ほんとだね?」などのように返答してしまうこと。しかし、これでは、子どもとの会話が広がらず、そこでやりとりは終わってしまいます。しかし、「へー、ここには誰が住んでいるの?」と意識してイメージを広げる声をかけると、子どもも誰が住んでいるのか、想像力を働かせて考えたり、喜んで話してくれたりします。つまり、おうちのかたの声かけの工夫で、子どもの語彙力や想像力、創造力を伸ばしていくことができるのです。

 

 

お子さまを伸ばすチャンスは身のまわりにあふれている

 日々の生活の中の「お手伝い」ひとつとっても、お子さまを伸ばすチャンスがたくさんあります。例えば、野菜をちぎるお手伝いは「手指の力」を伸ばすことにつながりますし、洗濯物をたたむとき、組み合わせるソックスを探したり、お父さんのシャツ、お母さんのエプロンなど、区別する力ことで、「見分ける力」を養うことも。
また、工作の手順を確認することで、「見通し力」をアップできたり、絵本の内容について話し合うことで、「想像する力」も培えます。 

 

お手伝いや工作などでいろんな力をアップできますが、そのときにも、会話が広がる声かけをぜひ実践してみてください。ただ作るだけ、ちぎるだけではなく、作ったらどうするのか、ちぎったものをどうするのか、声かけで会話を広げることで、さらに子どもの力を伸ばしてあげることができます。

 

幼児期後半の「学びに向かう力」「文字・数・思考」の力は、小学校以降の生活や学習に適応するために大切な力。この力が高い5歳児は、親子で日常的に、学びにつながるようなやりとり遊びをよくしていることがベネッセ教育総合研究所のアンケート結果でわかっています。またそうしたやりとり遊びをよくするおうちのかたは、子どもに考えることを促したり、子どもを尊重する傾向が見られることも明らかになっています。
この結果からも、言葉遊びや数を数えること、ブロック、つみ木やお絵かきなどの遊びを親子で楽しむ中で、「声かけ」をすることで子どもの思考を促すことや、子どもを尊重したコミュニケーションの重要性がわかります。

 

声をかけて子どもの反応を引き出す姿勢が、子どもの成長を促してくれるきっかけになります。
この夏は声かけで親子の会話を膨らませて、成長いっぱいの夏にしませんか?

 

 

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