親子でできる「定期テストの見直し」のポイント

お子さまの定期テスト、つい結果だけを見て一喜一憂してしまいがちですよね。でも、さらに実力を伸ばすために大切なのは、テストをしっかり見直すことです。今回は、親子でできる「定期テストの見直し」のポイントをご紹介します。


ポイント1:得点に一喜一憂せず、冷静に子どもの学力を分析する

 中学生は、自分を客観的に見る力や振り返る力が徐々に身についてくる時期です。しかし、冷静に自分の間違いを受け止めることは大人でも難しいもの。できなかったことから目をそらしてしまうお子さまも多いと思います。

 

だからこそ、まずは保護者の方が「間違っても大丈夫。自分の弱点を知ることは、次につなげるためには大切なことだよ」とアドバイスしてあげましょう。そのうえで、「基礎はできているけど、応用はもう少しだね」など、親子で一緒に「できなかったこと」だけではなく、「できたこと」も把握していきます。

 

 

ポイント2:なぜ、間違えたのか。「×」の種類を明確にする

 間違えた問題について、「理解・知識不足」なのか、「問題の読み違い」なのか、「単位のつけ忘れやスペルミスなどの単純ミス」なのかなど、なぜ間違えたのかを明確にしていきましょう。

 

間違いの種類を明確にすることで、「単純ミスが多いから、次からは慎重に、解答するだけでなく、見直しもきちんとしよう」「問題の意図を取り違えていることが多いから、問題文をしっかり読むようにしよう」など、次回に向けて重点的に行うべき対策が見つかります。

 

このとき、「今後、どんな対策をすればよいか」は、できるだけお子さま本人に考えさせるようにしましょう。そうすることで、お子さまの課題を解決する力も育まれます。

 

 

ポイント3:理解不足の問題は、「どこから」わからないのかを明確にする

 理解不足で解けなかった問題は、学校の先生などに解き方をアドバイスしてもらう必要があります。しかし、このときに大切なのは、「どこまでわかっていて、どこからわからないのか」を事前にお子さま自身が考えておくことです。お子さまが「まったくわからない」という状況であれば、保護者の方が「問題では何を聞かれているのかな?」「どんな式を立てるといいかな?」など、お子さまが考えやすいような質問で手助けしてあげてください。 

 

お子さまの考える力を養うことにもつながりますし、先生への質問もより具体的になるため、的確なアドバイスをもらうことができ、実力アップにつながります。

 

 

ポイント4:「間違いノート」をつくる

 間違えた問題は、「間違いノート」を作って解き直し、大切なポイントや自分がどこで間違えたかなどをまとめておきましょう。出題の意図を取り違えた問題などは、問題文を書き写してみると、「何が問われているか」がつかみやすくなります。

 

また、「間違えた問題」だけでなく、たまたま答えが合っていた問題なども、もう一度しっかり解けるようにして、定着させておくことが大切です。

 

 

このように、自分ができたこと、できなかったことを冷静に分析して、できなかったところは自分なりにポイントをまとめ、わからないところは人に質問して次回につなげていく。この流れは、受験勉強でも必要なことです。

 

受験期までにこうした勉強法を身につけられるよう、親子で意識してみましょう。

 

 

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