『のだめ』の漫画家・二ノ宮知子さんが語る【前編】「ダメママ」ですが育児漫画描いてます!



「月刊YOU」(集英社)で連載中の育児漫画『おにぎり通信~ダメママ日記~』より
ママ(二ノ宮さん)、パパ(夫のPOMさん)、長男(コウくん)、次男(ヒロくん)

『のだめカンタービレ』で知られる人気漫画家・二ノ宮知子さんの育児漫画として話題を呼んでいるのが『おにぎり通信~ダメママ日記~』。4歳と1歳の2人の男の子をもつ自称「ダメママ」の二ノ宮さんに、連載を始めたきっかけや、子育ての日常について語ってもらいました。



育児漫画はネタ探し不要!?

育児漫画を描かないかというお誘いは、1人目が生まれた時からいくつもいただいていたんです。その時は、ほかにも描かれているかたはたくさんいるし、「そんなにネタないです」と全部お断りしましたが、2人目が生まれて、「これならネタにも困らないかも」と思って引き受けました。

たとえば『のだめカンタービレ』ならクラシック音楽とか、漫画を描く時にはいろいろ勉強してネタを仕入れます。でも、育児漫画は締め切りが近くなって机に座り、「何を描こうかな?」と思ったら、毎回、自然とネタが出てくる感じですね。生活が子ども中心になって、普段から考えることも子ども中心になっていますから。子育ての、その時期ならではの喜びや悩みを、飾り気なく描いています。タイトルの『おにぎり通信』は、自分も長男もおにぎりが好きだから。サブタイトルの「ダメママ日記」は、ウチの子育ては「主夫」のパパが中心なので。わたしは「ダメママ」の自覚はありますし、主にそんな内容を描いています。



お弁当はわたしがつくる!

一日の過ごし方はですね、まず朝7時前に、パパがいちばんに起きて、コーヒーをいれたり、朝食の準備をしたりして、7時に子どもたちを起こします。わたしはそこから10分間、一人だけで寝るのが楽しみですねー。でも、お弁当はわたしがつくっています。お弁当づくり、好きなんですよ。

それから、パパが2人を保育園に連れて行き、わたしは仕事を始めて、パパは帰ってきてから洗濯や掃除をしています。夕方になったらパパが保育園に迎えに行き、戻ってきたら夕飯。夕飯はわたしがつくることもありますね。夕飯が終わったら、特に長男はすぐ寝ちゃって朝まで起きないことも多いです。



ミルクを制する者は子育てを制す?

連載1回目のネタは「母乳とミルク」でした。長男の時は、母乳はほとんどあげずにミルク中心だったんです。夜中に泣いても、わたしは起きる気がまったくなくて、パパが起きてミルクをあげていました。そうしたら案の定、「パパっ子」になってしまいまして……。長男としばらく遊んだあと、仕事があって離れ離れになる時も、わたしは悲しいのに長男はちっとも悲しまないんですよー。

これではいけないと、次男の時は母乳で育てるようにしました。夜中に泣いたらがんばって起きて。そうしたら、効果はてきめん! 次男は「ママっ子」になりました。それどころか、長男もやきもちを焼いて、わたしのヒザの上に来たり。てっきりパパの取り合いになると思っていたら、ママの取り合いになるんですよ。それがわたしの、今回の「計算」ですかね。アハハ。

後編では、引き続き、子育てを通じて感じていること、パパへの感謝の気持ちなどについて語っていただきます。

『おにぎり通信~ダメママ日記~』
第1巻より




『おにぎり通信~ダメママ日記~ 第1巻』『おにぎり通信~ダメママ日記~ 第1巻』
<集英社/二ノ宮知子(著)/780円=税込み>

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