子どもに海外留学をさせるかどうか、考えていますか?

アンケート期間:2012/07/11~2012/07/12 回答者数:2,105人
アンケート対象:本サイトメンバー 海外留学・ホームステイ経験がない幼児~大学生・大学院生の子どもをもつ保護者のかた
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある

社会のグローバル化が進んでいると言われる昨今。子どもには日本だけでなく、海外体験もしてほしいと感じる保護者もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、海外留学・ホームステイの経験がない幼児~大学生・大学院生の保護者に、子どもを海外に送り出したいと思うかどうか、思うとしたらそれはなぜか、これからの社会で海外での学習経験や語学力がどれくらい必要になると思うかなど、さまざまなアンケートを実施。将来、お子さまを留学させることになったときに、総額どれくらいならサポートできそうかといった費用面での本音もご紹介しています。



学校外の語学学習率、最高は「小2」!

最初に、お子さまが学校とは別に語学の学習をしているかどうかを伺いました。また、学習している言語は何かもお聞きしています。

【図1 お子さまは、学校とは別に語学の学習をされていますか?(学年別)】

図1 お子さまは、学校とは別に語学の学習をされていますか?(学年別)


【図2 図1で、子どもは「英会話教室」「通信教材」で学習していると答えたかたに伺います。お子さまが学習している語学は何ですか? あてはまるものをすべてお選びください】

図2 図1で、子どもは「英会話教室」「通信教材」で学習していると答えたかたに伺います。お子さまが学習している語学は何ですか? あてはまるものをすべてお選びください


お子さまの学校外の語学学習としては、「英会話教室」と「通信教育」を挙げる保護者が圧倒的でした。「英会話教室」を挙げた保護者、「通信教育」を挙げた保護者を、お子さまの学齢別に示した図1を見ると、両者とも「小2」の割合が最も高くなりました。
また、「英会話教室」「通信教育」でお子さまが学習している言語を伺ったところ、ほぼ全員の保護者が「英語」と答えています(図2参照)。「英会話教室」には英語以外の言語を学べるところもありますが、やはり英語を学ぶお子さまが多いようです。
英語を学ばせている理由としては、次のような声が寄せられています。

●世界的な公用語だから。子どもには、将来、海外で活躍する人になってほしいと思っています
●将来、必要になると思うから。ネーティブスピーカーと自在に意思を疎通できるようになるためには、学校の授業だけでは練習が足りないかなと思い、英会話スクールに通わせています
●英語力は社会で求められると思うから。また、中学校入学後の英語の学習につまずかないように、小学生の今のうちから英語の塾に通わせています

など



学齢を問わず「英検」が人気!

続いて、お子さまが取り組んでいる英語の検定試験は何かを伺いました。検定に取り組む理由と受検結果もお聞きしています。

【図3 お子さまは、以下の検定に取り組んでいますか? あてはまるものをすべてお選びください。(学校種別)】

図3 お子さまは、以下の検定に取り組んでいますか? あてはまるものをすべてお選びください。(学校種別)


最も多かったのは、子どもは「英検(実用英語技能検定)」に取り組んでいるという保護者。どの学年の保護者を見ても、トップを占めています。「中学生」の保護者、「高校生」の保護者では、ほかの検定に50ポイント以上の差をつけて、まさに圧勝です。ただ、「大学生・大学院生」の保護者では、「英検」の40.4%に対して「TOEIC®」が35.6%で猛追しています。「TOEIC®」は「高校生」では3.5%ですから、高校卒業後に取り組み始めるお子さまが多いことがわかります。
また、お子さまが受検しようと思った理由と受検結果を保護者にお聞きしたところ、次のような回答が寄せられました。

●自分の力を測りたいと、まず「英検」4級にチャレンジして合格。その後「TOEIC®」にも挑戦し、550点を取りました
●中学校の先生に高校受験で有利だからとすすめられ、「英検」を受検。準2級に合格しました
●英会話の先生にすすめられて受けた「英検」3級に合格しました
●勉強の目標になると言って「英検」2級を受検し、合格しました
●何か資格がほしいと言う子どもに、わたしが「それなら勉強につながるものがいいよ」とアドバイス。子どもの判断で「英検」を選び、準2級に合格しました
●とにかく英語が好きなので、受検しています。今までに「英検」は2級、「GTEC」は750点を取りました
●わたしは学生時代、受験や就活などで英検がいかに重視されているかを痛感しました。だから、子どもには早いうちから英検に慣れさせておきたいと、小学生のときに「児童英検(SILVER)」※1を受検。また、高校時代には「国連英検」※2を受検し、C級に合格しました

※1……公益財団法人日本英語検定協会が主催する、児童向けのリスニングテスト。問題の難度によってBRONZE、SILVER、GOLDの3つに分かれる。合否はなく、成績表には正答率が示される
※2……日本国際連合協会が主催する検定試験で、正式名称は国際連合公用語英語検定試験。中学生以上を対象に行われ、Eから特Aまで6つの級に分かれる



子どもの将来には、語学力が不可欠!?

では保護者は、お子さまの将来に語学は必要になると考えているでしょうか。また、現在、保護者(回答者かパートナーのどちらか)が職場で語学が必要とされることがあるか、外国人と一緒に働く機会があるかどうかもお聞きしています。

【図4 お子さまが就職活動をするとき、語学はどの程度、必要だと思いますか?】

図4 お子さまが就職活動をするとき、語学はどの程度、必要だと思いますか?


【図5 お子さまが社会人になったとき、語学はどの程度、仕事に必要だと思いますか?】

図5 お子さまが社会人になったとき、語学はどの程度、仕事に必要だと思いますか?


子どもの就職活動には語学が「必要とされると思う」という保護者は、85.5%(図4参照)。そして、社会人として語学が「必要とされると思う」という保護者も、84.6%に達しました(図5)。大多数の保護者が、お子さまは将来、語学力が必ず求められると考えていることがわかります。

【図6 あなた、もしくは配偶者は、仕事で語学が必要なシーンはありますか?】

図6 あなた、もしくは配偶者は、仕事で語学が必要なシーンはありますか?


では、現在の社会人である保護者ご自身(もしくはパートナー)は、仕事や職場でどのくらい語学を使っているでしょうか。
結果は、「常に必要である」というかたが7.8%、「たまに必要である」というかたが30.6%(図6参照)。つまり、仕事や職場で語学を使う「必要がある」というかたは40%近くいらっしゃることになります。

【図7 あなた、もしくは配偶者は、会社や仕事で外国人と一緒に働く機会はありますか?】

図7 あなた、もしくは配偶者は、会社や仕事で外国人と一緒に働く機会はありますか?


【図8 図7で、ご自身もしくは配偶者が会社や仕事で外国人と一緒に働く機会が「ある」と答えたかたに伺います。外国人とのコミュニケーションの言語は何ですか?】

図8 図7で、ご自身もしくは配偶者が会社や仕事で外国人と一緒に働く機会が「ある」と答えたかたに伺います。外国人とのコミュニケーションの言語は何ですか?


また、保護者ご自身(もしくはパートナー)が外国人と一緒に働く機会があるかどうかを伺ったところ、26.3%のかたが「ある」と答えました(図7参照)。その際、外国人とのコミュニケーションには「英語」を用いるというかたが最も多く、55.9%(図8参照)。「日本語」を用いるというかたの2倍近くに達しています。
このように、語学が社会や職場で求められることを実感している保護者が少なくありません。図4と図5で、お子さまの将来に「語学が必要とされる」と感じている保護者が圧倒的だったのは、「自分の時代でさえ必要なのだから、将来、子どもが社会に出たらなおさらだろう」という気持ちが反映していると言えるかもしれません。



約6割の保護者が、子どもが海外に出ることを歓迎!

次に、社会のグローバル化が進む現在、保護者はお子さまに積極的に海外へ出てほしいと思っているかどうかを伺いました。

【図9 あなたは、グローバル化に対応して、お子さまに積極的に海外に出てほしいと思いますか?】

図9 あなたは、グローバル化に対応して、お子さまに積極的に海外に出てほしいと思いますか?


子どもには積極的に海外へ出てほしいと「とても思う」という保護者は、18.6%(図9参照)。「まあ思う」というかたを合わせると、全体の60.4%を占めます。
では、なぜ保護者はお子さまが積極的に海外へ出ることを望んでいるのでしょうか。その理由をお聞きしました。

●今後ますます進むはずの国際化に備えて、日本国内のスタンダードだけでなく、グローバルスタンダードを子どものころに身につけさせたいから
●将来は、今よりもっと海外は身近になっているはず。子どもには、早くから海外との精神的な距離を縮めていってほしいと考えています。また、海外に行けば英語のトレーニングにもなると思います
●外国人との交流を通して視野を広げてほしいから。英語が話せれば、意思の疎通はできると思います
●多くの国や地域を訪れ、そこで暮らす人々と交流してほしいから。さまざまな価値観や考え方に触れることができ、柔軟な発想力と対応力が引き出されると思います

など



保護者は、子どもを勉強のために海外に行かせる必要を感じている!?

では保護者は、お子さまを勉強のために海外へ行かせたり、海外で学ばせたりする必要を感じているでしょうか。

【図10 お子さまが学生生活を終えるまでの間に、勉強のために海外に行く・海外で学ぶ機会が必要だと思いますか?】

図10 お子さまが学生生活を終えるまでの間に、勉強のために海外に行く・海外で学ぶ機会が必要だと思いますか?


【図11 お子さまが勉強のために海外に行く・海外で学ぶとして、あなたが気がかりな点はどんなことですか? あてはまるものすべてをお選びください】

図11 お子さまが勉強のために海外に行く・海外で学ぶとして、あなたが気がかりな点はどんなことですか? あてはまるものすべてをお選びください


子どもが学生生活を終えるまでの間に、海外で学ぶ必要が「あると思う」という保護者は、6割以上(図10参照)。では、必要を感じる理由とは何でしょうか。次にご紹介します。

●自国と異なる文化に触れれば、子どもの価値観が豊かになると思うから。また、外国語にも親しめると思います
●英語をマスターしてほしいから
●社会人になると時間の自由が利かないことが多いため、時間のある学生時代にこそ、海外に長期間滞在してほしいと思っています

など


一方、子どもが学生生活を終えるまでの間に、海外で学ぶことは必要だと「思わない」という保護者もいらっしゃいました。その理由として、次のような声が寄せられています。

●日本国内にいても、外国の言葉や文化を学ぶ機会はあるはずだから
●うちの子の場合、単に海外にあこがれているだけで、そこで何を学ぶのかという目的がはっきりしていないような気がするから
●子ども自身が何をしたいかによって変わってくるはずだから

など


また、お子さまが海外に留学するとしたら何が気がかりかを伺った図11では、トップが「安全について」で9割近く、次いで「費用の面」が約7割でした。「生活に適応できるか」も5割弱と、少なくありません。「学習についていけるか」は3割に満たず、学習はあまり心配されていないことがわかります。



子どもの海外学習についての予算、「50万~200万円未満」の割合高し!

続いて、現在のご家庭の教育資金計画に、留学を含めたお子さまの海外での学習費用を盛り込もうとしているかどうか、盛り込もうとしているとしたら、その金額はどれくらいかを伺いました。また、将来、お子さまが「海外で学びたい」と希望したら、金銭面で支援できそうかどうかもお聞きしています。

【図12 将来、お子さまから「勉強のために海外に行く・海外で学びたい」と言われたら、金銭面で支援が可能ですか?】

図12 将来、お子さまから「勉強のために海外に行く・海外で学びたい」と言われたら、金銭面で支援が可能ですか?


【図13 あなたは現在の教育資金の計画のなかに、お子さまの「海外での学習・学習体験」の費用を盛り込むことを考えていますか?】

図13 あなたは現在の教育資金の計画のなかに、お子さまの「海外での学習・学習体験」の費用を盛り込むことを考えていますか?


【図14 図13で、お子さまの海外での学習費用を教育資金計画に盛り込むことを「考えている」と回答されたかたに伺います。実際に渡航するまでに、総額どのくらい用意する予定ですか?】

図14 図13で、お子さまの海外
				
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