スマホ保有率、上昇中! 子どもの携帯電話事情

アンケート期間:2012/08/29~2012/08/30 回答者数:2,614人
アンケート対象:本サイトメンバー 小学生~高校生の子どもをもつ保護者
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある

今回のテーマは、子どもと携帯電話。お子さまが携帯電話を持っているかどうか、持っているとしたら種類は何か、月々の利用額はいくらかなど、さまざまな質問をしています。スマートフォンに対する感想、お子さまが携帯電話を持つことのメリットや心配ごとといった、保護者の本音もご紹介しています。



学校段階で変化! 子どもの携帯電話の「必要」「不必要」

最初に、お子さまに携帯電話は必要だと思うかどうかを伺いました。

【図1 あなたは、お子さまが携帯電話を持つことは必要だと思いますか?】

図1 あなたは、お子さまが携帯電話を持つことは必要だと思いますか?


子どもが携帯電話を持つことについて、「必要である」という保護者は小学生ではわずか14.2%ですが、高校生では半数の51.8%にのぼります。逆に「必要でない」という保護者は、小学生の38.3%から高校生では6.5%と激減します。子どもの成長段階にあわせて与えたいと考えていることが伺えます。

次に、保護者の声を具体的に見てみましょう。

◎子どもに携帯電話は必要であるという保護者の声
●子どもの友達もほとんどが携帯電話を持っていますから、部活や遊びの連絡をするうえで必要だと思います
●通話だけでなく、メールの機能もあるから、とても便利! 家族が連絡をとり合うためのツールとして欠かせません

など


◎子どもに携帯電話は必要ではないという保護者の声
●便利なことがある半面、危険も多いので、義務教育を受けている間は必要ないと、わたしは思います。また、携帯電話を持たせると、子ども同士でしか話さないようになり、家の電話にかけて友達の親と話すことも少なくなるはずですから、電話でのマナーも身につけられないような気がします
●子どもは友達と待ち合わせるときに使いたいと携帯電話をほしがりますが、携帯電話がなくても、連絡方法を事前に決めておけば済むはずなので、うちでは買い与えていません。便利であることと必要であることは違うと思います

など


◎子どもに携帯電話は必要とも不要ともどちらとも言えないという保護者の声
●家族で連絡をとり合うためには必要ですが、それ以外の用途、たとえば友達と遊びの相談をするためには不要だと思います
●わたしは以前から、子どもに携帯電話は要らないと考えていたのですが、さんざんせがまれて最近ついに根負け。実際に持たせてみると、すぐに連絡がとれるなど、つくづく「便利だなあ」と実感します。今でも子どもに携帯電話が「必要」だとは思わないものの、もう携帯電話を持たせない生活には戻れないような気がします
●子どもが携帯電話を持つこと自体が悪いとは思いません。ただ、子どもが携帯を持つと、食事中でも勉強中でもお構いなくいじるようになる気もして、「だったら持たせないほうが良いかな……」と、考えがまとまりません

など



「中1」「高1」で携帯電話保有率アップ!

次に、お子さまが携帯電話を持っているかどうか、また、何をきっかけに持つようになったかを伺いました。

【図2 お子さまは、自分用の携帯電話を持っていますか?(学年別)】

図2 お子さまは、自分用の携帯電話を持っていますか?(学年別)


【図3 お子さまが携帯電話を利用するようになったきっかけは何でしたか?】

図3 お子さまが携帯電話を利用するようになったきっかけは何でしたか?


【図4 お住まいの地域は次のどれに当てはまりますか?(学校種別)】

図4 お住まいの地域は次のどれに当てはまりますか?(学校種別)
※図2以降の設問は、図2で「子どもは携帯電話を持っている」と答えた保護者にお聞きしています

お子さまの学齢別に見てみると、子どもは携帯電話を「持っている」という保護者の割合は「中1」「高1」で飛躍的に上がっていることがわかります(図2参照)。中学校や高校に進学するのを機に、携帯を持つようになるお子さまが多いようです。
携帯をつかうようになったきっかけをお聞きした図3でも、トップは「進級・進学」。次いで「塾や習い事に通うようになったこと」でした。「防犯対策のため」という声も少なくありません。
また図4を見ると、「中都市」「郡部」に住む保護者に比べて「大都市」に住む保護者のほうが、学校段階にかかわらず、お子さまに携帯電話を持たせていることがわかります。



月々の携帯電話代、「2,000円未満」という声が最多!

では、お子さまの1か月の携帯電話代はどれくらいでしょうか。保護者に伺いました。

【図5 お子さまの携帯電話の利用額は月々いくらですか?(学校種別)】

図5 お子さまの携帯電話の利用額は月々いくらですか?(学校種別)


学校段階にかかわらず、子どもの月々の携帯利用額は「2,000円未満である」という保護者が最も多くなりました。ただ、お子さまの学校段階が上がるにつれて、利用額は増えています。たとえば利用額「5,000円台」という声は、「小学生」の保護者で1.7%ですが、「高校生」の保護者では19.6%と10倍以上にはね上がっています。お子さまが成長するにつれて通話時間が長くなるだけでなく、動画や音楽などをダウンロードすることも多くなるためではないでしょうか。



スマホを持つ子どもが増えている!

続いて、お子さまがどのような携帯電話を持っているか、保護者に伺いました。

【図6 2011(平成23)年12月末、2012(平成24)年4月、2012(平成24)年8月、それぞれの時点でのお子さまの携帯電話は次のどちらでしたか?(学校種別)】

図6 2011(平成23)年12月末、2012(平成24)年4月、2012(平成24)年8月、それぞれの時点でのお子さまの携帯電話は次のどちらでしたか?(学校種別)

【図7 ここ1年間(2011(平成23)年9月~2012(平成24)年8月)で、お子さまの携帯電話を購入(新規・買い換え)されたかたにお伺いします。購入の時期はいつごろですか? また、この期間に購入したお子さまの携帯電話は次のどちらでしたか?(学校種別)】

図7 ここ1年間(2011(平成23)年9月~2012(平成24)年8月)で、お子さまの携帯電話を購入(新規・買い換え)されたかたにお伺いします。購入の時期はいつごろですか? また、この期間に購入したお子さまの携帯電話は次のどちらでしたか?(学校種別)

スマートフォン(スマホ)の保有状況は2012(平成24)年8月現在で、高校生の31.2%、中学生の16.0%、小学生の4.3%。時期が新しくなるにつれ、「iPhone」「Android携帯」といったスマートフォン(スマホ)の割合が少しずつ高くなっています。
携帯の新規購入や買い替え購入においても、高校生では8割近くがスマートフォン(スマホ)を選択するようになってきています。ただし、小学生の場合では、85%が「フィーチャーフォン(従来の携帯電話)」を購入しています。キッズ携帯をはじめとする、電話とメールだけに限定した携帯を持たせたいと考える保護者の意向が見えてきます。

では、保護者はどのような観点や理由によって、お子さまの携帯を選んでいるでしょうか。2011(平成23)年9月~2012(平成24)年8月までの間に購入(新規・買い換え)したかたにお聞きしました。

◎フィーチャーフォンを購入した保護者
●本人が気に入った機種を選ぶのが基本ですが、お値段や使いやすいかどうかも考慮します
●通話やメールの料金割引サービスを利用するため、親のわたしと同じ電話会社にするようにしています。機種は、インターネット機能を停止できるものを選んでいます
●GPS機能がついている機種の中から、子どもに気に入ったものを選ばせました
●店頭のフィーチャーフォンから、子どもが気に入ったデザインのものを選び、わたしが価格を見て最終判断。電話とメールだけ使えればよかったので、もともとスマホを選ぶつもりはありませんでした

など


◎スマホを購入した保護者
●子ども自身が使いやすそうだと言うので、スマホにしました
●フィーチャーフォンを買うつもりでお店に行ったのですが、息子がほしがった機種は在庫切れ。次に息子の目を引いたのが、店員さんオススメのスマホでした
●子どもが高校生になったので、さまざまな機能のついたスマホにしました

など



スマホ、保護者はこう見る!

次に、保護者から見てお子さまがスマホ(スマートフォン)をどう思っているか、また保護者自身がスマホをどう思っているかを伺いました。

☆スマホについてお子さまはどう思っているようですか?
●特に持つ必要を感じていないらしく、ほしいとは言いません
●ほしそうにしている
●「本当に便利だねー」と言いながら、楽しそうに使っています
●子どもにとっては、手放せないアイテムのようです。調べものも、以前はパソコンを使っていましたが、今はほとんどスマホで済ませています

など


☆スマホについて、あなたはどう思いますか?
●子どもには必要ない機能ばかりがついているような気がする
●実際はどうか知りませんが、料金が高いというイメージが強いです。また、アプリケーションがたくさん入っているそうですから、もしもわたしが買ったとしても使いこなせないと思います
●アプリケーション経由で有害サイトなどにアクセスしてしまうこともあると聞きました。そんなことになっては一大事なので、うちの子には持たせないつもりです
●スマホは大学生になってから。それまではフィーチャーフォンで十分だと思っています

など



子どもと携帯電話、とっておきエピソードをご紹介!

最後に、お子さまの携帯電話の利用について、楽しいエピソードや困ったエピソードを伺いました。

☆お子さまの携帯電話の利用について、楽しいエピソードや困ったエピソードがあれば、教えてください。
◎楽しいエピソード

●うちの子は、きれいな風景や面白い看板、かわいい猫など、自分が見つけたいろいろなものを写真に撮り、わたしに送ってくれます。中学生になった最近は、子どもも部活などで忙しく、以前のようには一緒に過ごせないので、写真を通したコミュニケーションができてうれしいです
●面と向かっては照れくさくて言いにくいことを、息子はわたしに携帯メールで伝えてきます。わたしとパートナーに対する感謝の気持ちだったり、見習いたいと思う友達の長所だったりと内容はさまざまですが、どのメールも、息子の考えが息子の言葉で表現されています。大きくなったなあと、しみじみ思います
●中1の息子が先日、台所で洗い物をするわたしに向かって「お母さん、おれの携帯壊れたのかなあ? オクシンできなくなっちゃったんだけど」と言いました。息子が「送信」を「オクシン」と読むと思い込んでいたことが発覚し、わたしは思わず爆笑。お皿を落としそうになりました

など


◎困ったエピソード
●冬のいちばん寒さが厳しいころ、子どもがヒーターの近くで居眠りをしていたら、ヒーターの熱で携帯電話の外側が溶けてしまいました。さいわい、子どもにやけどはありませんでしたが、今思い出してもゾッとします
●子どもの周りに携帯電話を持つ友達が増え、深夜にもメールがくることがあるので閉口しています
●祖父母に電話をかけて、自分のほしいものをねだるのには困ります
●食事中なども、携帯電話を手放さないので注意するばかりです

など



今回のアンケートでは、お子さまが携帯電話を使うことによるメリットや心配ごとが、たくさん寄せられました。親子や友達との連絡が円滑に行えるようになり、便利さを感じる半面、お子さまが不特定多数の人とつながりができることへの不安を抱く保護者も少なくないようです。
携帯電話をもっと安心してお子さまに持たせるために、親子で改めて携帯電話の使用ルールについて話し合ってみるのもよいかもしれませんね。


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