お風呂に子どもと一緒に入ってスキンシップをとろう!

お子さまと一緒にお風呂に入るとき、どんなことを心がけていますか?
「お風呂遊びの楽しみ方がわからない」「いつまで一緒に入れるんだろう」など、保護者の悩みは尽きないものです。そんなときはお子さまと一緒にお風呂に入ることの大切さを考えてみましょう。
お子さまと一緒にお風呂に入ることのメリットから、すぐに実践できるお風呂遊びの例までご紹介します。

お風呂に一緒に入るといいことたくさん!

・お風呂は話しやすい
親子が一対一で向き合える空間は、今日一日の出来事、明日の予定などをお子さまと話し合うことができます。お風呂という特別な空間だからこそ、お子さまもリラックスしていろんな話をしてくれるでしょう。

・ふれあいは愛着を深める
保護者がお子さまの体を洗うことや、湯船で一緒にお風呂遊びを楽しむことは、親子のふれあいの時間になります。直接お子さまに触れることが、安心感や愛着を深めることにつながります。

・遊びは「学び」に直結
お風呂での体の洗い方や遊び方を教えることは、お子さまの「できる」を伸ばします。遊び感覚で「学び」を体験させれば、お子さまも楽しく学んでくれるでしょう。

・「パパとお風呂」の効果は絶大!
1日の中でお子さまと過ごす時間があまりとれない父親の場合、お風呂を親子のコミュニケーションの場として活用するのがおすすめです。お子さまとのふれあいが親子の絆を深める要素になり、湯船につかってゆっくりと話す時間はとても意義深いものになります。

お風呂で遊べるおもちゃを購入するなどして、お子さまにとってお風呂の時間が楽しいものになるように工夫してみましょう。

お風呂遊びの紹介

「お風呂で冒険カヌー」
お風呂におもちゃがなくてもすぐに実践できる遊びです。遊び方は、保護者の足をカヌーに見立ててお子さまをまたがらせるだけ。カヌーに乗っているつもりになって遊びます。「あっ、岩だ。よけるよ~!」と言いながら、右へ左へとぐらりと体を動かしたり、「ワニだ!隠れろー」と言いながら、体を沈めたり。ダイナミックに動けば、冒険気分たっぷりでお子さまも楽しんでくれるでしょう。

「ペットボトルでお風呂遊び」
ペットボトルはお風呂遊びにぴったりのおもちゃです。ペットボトルを逆さまにして沈ませ、手を放すと、ロケットのようにポーンと飛び出します。「どちらが高く飛ぶか競争しよう!」と保護者からお子さまに声をかければ、お子さまもきっとペットボトルでの遊びに夢中になるでしょう。ペットボトルから手を放すときは、顔に向かって飛ばさないように注意が必要です。
ほかにも、どちらが長くブクブクが続くか競争したり、ウォーターマラカスにして遊んだり。ペットボトルはいろんなお風呂の遊びに活用できるアイテムです。「お水を入れて振ったらどうなるかな?」と問いかけながら、いろいろと試してみましょう。

「美容院ごっこ」
美容師とお客さん役に分かれて、親子で美容院ごっこをしてみましょう。「今日はどんな髪型にしましょうか?」と声をかけると、美容院ごっこの気分もさらに盛り上がります。また、シャンプーをしっかり泡立ててお子さまの髪を角に見立て、鏡を見せれば大喜び!「シャンプー嫌いのお子さまが、美容院ごっこをしながら洗うとスムーズにできた」という経験談もあるほどです。お子さまと保護者で役を交代して、お風呂の時間を楽しみましょう。

「容器を使って遊ぶ」
容器を使って音を出す遊びです。すぐに実践できるのは洗面器。逆さまにして沈ませたら、少し傾けて中の空気を出します。ボコッと大きな音が出ることと、水面のふくらみが面白いお風呂遊びになります。洗面器以外にも、プリンやヨーグルトの容器などを使って音の違いを比べてみるのもおすすめです。

「お風呂で風船!」
タオルを使って手軽に実践できる遊びです。タオルを湯船に浮かべて風船を作り、ギュッと握れば泡の出る感覚が楽しめます。手で握るだけでなく、お子さまの頬や背中に風船を当ててみましょう。親子で風船の大きさを競い合うのも楽しいですね。

子供といつまで一緒にお風呂に入れるの?

家での入浴は、性別に関係なく、体の発達によってお子さまが抵抗を感じた時点でやめることが多いようです。友人の「もう親と一緒にお風呂に入っていない」という話を聞いたことが、一緒にお風呂に入るのをやめるきっかけにもなります。
お子さまがあまり気にしていないときでも、体つきに変化が出る小学校高学年頃に、「そろそろ自分で入るようにしたら?」と促してあげたり、「今日は忙しいから1人で入ってね」と伝えたりして、1人で入る機会を増やしていき、自然と1人で入れるようにしていくのもいいでしょう。

また、小学生以下のお子さまが「1人で入りたい」と言う場合もあるでしょう。
溺れたりしないか、きちんと体が洗えているのか、保護者として不安になりますよね。そんなときはルールを決めてあげるとよいでしょう。お子さまの入浴中に保護者が脱衣所にいることや、こまめに様子を見に来ることなど、何かあったときにすぐに駆けつけられるようにして対応しましょう。

子供が何歳になるまで一緒にお風呂に入れるのか、疑問に思っている保護者の方も多いのではないでしょうか。何歳までという明確な決まりはありませんが、銭湯や温泉などの公衆浴場では「10歳からは男の子は男湯へ入る」といったルールを設けていることが多くあります。(地区別で誤差あり)外での入浴の際は、小学校低学年くらいを目安にするといいでしょう。

親子でお風呂を楽しんで

お子さまはもちろん、保護者も一緒になってお風呂を楽しむことが大切です。お風呂遊びを通じたスキンシップは、お子さまの豊かな心を育む要素にもなります。また、親子で入浴ができるのも、限られた短い間だけのこと。その貴重な時間を大切に過ごしましょう。

プロフィール



保育士として15年以上にわたり、福祉施設、託児所、保育園などさまざまな場面での保育業務に携わる。
食育実践プランナー資格も有している。

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