お手伝いが子どもにもたらす効果とは? いつから何をさせればいい?

お子さまがある程度の年齢になると、保護者の姿を見てマネをするようになります。そうすると、洗濯物をたたんだり、料理をしている時にお子さまが「やりたい」と言う場面も出てくるでしょう。保護者としても、お子さまができる範囲であればやらせてあげたいと思いますよね。
では、お子さまのお手伝いにはどんな効果があるのでしょうか。そして、いつから何をお手伝いすることがよいのでしょうか。お手伝いに関する疑問を解決していきましょう。

お手伝いのメリットとは?

お手伝いをすることは、お子さまにどんな効果をもたらすのでしょうか。お手伝いのメリットについてまとめてみました。

◆親子のコミュニケーションになる
お子さまと保護者のコミュニケーションのひとつになります。ひとつのことを一緒に行うことで、すぐに「じょうずね」「ありがとう」など、褒めること、感謝することができます。
このようにコミュニケーションを取ることで、信頼関係を築いていくことにもつながるでしょう。お子さまの手伝いたい気持ちを大切にし、保護者も一緒になって楽しむことが大切です。

◆自立につながる
お手伝いをしていく中で、服のたたみ方や掃除の仕方など、お子さま自身の身の回りのことができるようになっていきます。できることが増えると、お子さまの自信となり、自立につながっていくようになるでしょう。

◆責任感が身につく
役割分担をしてお手伝いをお願いすることで、お子さまは「自分はこれをやるんだ」と責任を持って取り組むようになります。そして、保護者から任されていると感じることで、自信となり、責任感を持てるようになるでしょう。

◆自分で考える力がつく
どうしたらうまくできるか、どうしたらキレイになるのかなど、ただ言われたお手伝いをするだけでなく、考えながらお手伝いをするようになります。自分で考えて行動することで、考える力が養われるようになるでしょう。

◆自己肯定感を育む
お子さまはお手伝いを通して様々な経験をします。初めてのことも多く、失敗したり、そして、工夫したりすることで上手になっていくでしょう。
経験を積むことや保護者に褒められるなど、認めてもらえることで自信がつくようになり、自己肯定感を育むことができます。保護者はお子さまのお手伝いしたい気持ちを大切にしましょう。

【年齢別】どんなお手伝いがいい? 

年齢によって、お子さまができるお手伝いの内容は様々です。それでは、お子さまの年齢に合ったお手伝いには、どんなものがあるのでしょうか。年齢別に親子で一緒にできるお手伝いをまとめてみましたので、参考にしてください。

≪3歳≫
・掃除のサポート(掃除用具を持ってもらうなど)
・混ぜる、こねるといった簡単な料理の補助
・お花の水やり

手先が器用になってきた3歳児とは、料理などを親子で一緒にやってみるとよいでしょう。また、植物のお世話は、きちんと水やりをしないと枯れてしまうことから、責任感を持ってできるお手伝いのひとつです。

≪入園までにできるようになりたいお手伝い≫
・お風呂掃除
・食器洗い
・卵を割るなどの少し難しい料理
・ペットがいるなら餌やりや水替え

幼稚園や保育園に入り、集団生活にも慣れてくる4歳児は、少しレベルアップしたお手伝いにチャレンジしてみるとよいでしょう。お皿洗いなど割ってしまうと危険があるものについては、保護者が一緒に洗いながら、気をつけてあげてください。
また、自分以外の生き物のお世話ができるようにもなりますので、ペットがいるのであれば、餌やりや水替えなどのお世話を任せるといいでしょう。

同じ年齢であっても、月齢の違いやお子さまによってはできるもの・できないものがあるかもしれません。もちろんお子さまそれぞれの個性もありますし、興味があるものならできるというお子さまもいるかと思います。まずは簡単なものから始めて、お子さまと一緒に楽しみながら進めていきましょう。

注意点

お子さまがお手伝いをすることで成長していくためには、保護者の関わりかたが大切です。それでは、どのように関わっていくことがよいのでしょうか。注意点をご紹介しましょう。

◆「できたこと」に着目して感謝しましょう
お子さまがお手伝いをするということは、手伝う意欲を持っているということです。その気持ちを大切にするために「できないこと」に着目するよりも、「できたこと」に着目するようにします。そして、「ありがとう」と感謝することや「じょうずにできたね」と褒めてあげましょう。お子さまは達成感や満足感を味わい、それが自信につながっていくでしょう。

◆待つことが大切
お子さまにとって初めてするお手伝いは、うまくできないことかもしれません。もし、うまくできなくても、すぐに手伝おうとせずに待つようにしましょう。
お子さま自身で、どうしたらできるのか考えることも必要です。お子さまの気持ちを考え、タイミングを見定めてから、ヒントを出してあげるのもいいでしょう。

◆責めないように
子供なので、すぐにじょうずにできないのは当たり前です。「どうしてこんなこともできないの」と責めると、自信を失ってしまいます。まずは、どうすればよかったのか一緒に考えてあげましょう。そして、場合によっては一緒にやり直してあげてもよいでしょう。

◆他の子供(お友達やきょうだい)と比較しない
子育てをしていると、どうしても周りの子供と自分の子供を比較しがちですよね。しかし、それぞれ個性があるので、できる・できないに違いがあって当然のこと。比較することでお子さまの意欲が失われないように、お友達だけでなく、きょうだいとも比べることは避けましょう。

子供とお手伝いを楽しもう

お子さまによってできることは様々です。しかし、できないからと焦る必要もありません。できることを認めながら保護者と一緒に楽しくお手伝いをすることが大切です。
また、お子さまが自分で考え、やり抜く機会を与えることは、お子さまにとってもよい成長の機会となります。お子さまが自分で「どうすればできるかな?」と考え、やり遂げることで達成感や責任感を体験することができ、よりたくましくなってくれることでしょう。
保護者もお手伝いを通したコミュニケーションを楽しみながら、お子さまが成長していく手助けをしてあげてくださいね。

プロフィール

監修:市川由美子

保育士として15年以上にわたり、福祉施設、託児所、保育園などさまざまな場面での保育業務に携わる。
食育実践プランナー資格も有している。

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