お子さまが上手に着替えられるようになるコツとは?

朝や出かける前の忙しい時間、お子さまに早く着替えてほしいのに、ぐずったりゴロゴロしていたりで全然身支度が進まないとイライラしたことはありませんか?
身支度時のイライラを少しでも和らげるために、なかなか着替えないお子さまに早く着替えてもらうコツをご紹介します。

その1:環境を整える

まず、ママ自身が時間を気にしてイライラしなくても良いように、朝は早めに起きて時間に余裕を持つことから始めましょう。いつもより余裕を持って身支度を整えることができます。
そして、お子さまが脱ぎ着しやすい服を選んで、準備しておきましょう。たとえば、トイレトレーニングをしている場合は、着脱しやすいデザインの服を選ぶことでスムーズに脱ぐことができる、などです。

また、女の子の場合、気に入ったデザインの服でないと着てくれないこともありますが、あまりにもデザイン重視で着にくい服だと、お子さまによっては着ることが難しくやる気を失くしてしまう可能性があります。なるべく、お子さまが気に入ったデザインの中でも、一人で着ても難しくないような服を一緒に選ぶようにしていきましょう。
また、着替えのときに、視界に入ってくるおもちゃやテレビが気になり、まったく着替えが進まないというお子さまもいるかもしれません。最終的には一人で着替えができるようになることが大切ですので、そのようなお子さまの場合、最初は気になる物を片付けるなどして目に入らないようにすることから始めてもよいでしょう。

その2:言葉がけに注意

急いでいる時の身支度がうまくいかない時は、ついついきつく注意してしまうという方もいるかと思います。しかし、それではお子さまはやる気がなくなってしまいます。「着替えなさい!」と注意するのではなく、「このスカートかわいい! はいた○○ちゃんが見たいな」「見て見て! このシャツカッコいい!」など、お子さまが自発的に着替えたくなるような言葉がけをしてみましょう。

また、「○○ちゃんは自分で上手にできるんだよね」と褒めることで、「うん! できるよ!見ていて!」と自分で着替えたくなるかもしれません。自分で着替えることができたら、「ズボン上手にはけたね。すごーい!!」などと、大げさに驚き、着替えができたことを認めて褒めてあげましょう。
お子さまは褒められることで、着替える意欲が出てくるようになります。少々大げさに思えても、お子さまをしっかり褒め、笑顔で着替えられるように心がけましょう。

その3:楽しめる工夫をする

お子さまが楽しみながら着替えられるのが良い方法ではないでしょうか。では、どのように工夫すればお子さまが楽しんでくれるのでしょうか?

◆普段の遊びにボタンかけやジッパーを取り入れる
普段から、着替えの練習になるような遊びを取り入れましょう。たとえば、戦隊ものの変身ごっこやおままごとなどのごっこ遊びの中で着替えを取り入れ、ボタンやジッパーの服を用意するといった方法がおすすめです。

また、着せ替え人形を用意して人形の服を着替えさせてみるのもよいでしょう。服を着脱することを遊びに取り入れると、お子さま自身の着替えの時に、「お人形と同じだね!」などと声をかけるきっかけにもなります。
ごっこ遊びの時の服装を用意すれば、「○○の服だ! 嬉しい!」と言って自ら着るようにもなってくれるかもしれません。ボタンは大きいものからチャレンジして、ジッパーは開けやすいデザインのものを選ぶようにしましょう。

◆着替える服を自分で選んでもらう
こだわりの強いお子さまなら、自分の服を自分で選んでもらい、好きな服を着てもらうことがよいでしょう。お子さま自身嫌いなデザインの服を着るよりも、好きなデザインの服のほうがスムーズに着替えられます。また、お気に入りの服を着る喜びもあり、楽しんで着替えてくれるでしょう。
こだわりのないお子さまなら、「今日はどの服がいい?」などと自分で選ぶという経験を積ませてあげる方法がおすすめです。自分で選んだという経験から自信につながりますので、着替えることも楽しくなるでしょう。

◆着替える時に遊びの要素を取り入れる
ただ着替えるだけよりも、お子さまが楽しく遊びながら着替えられるようにしていくという方法もあります。そこで、ママやパパと競争しながら着替えたり、時間制限を設けたりして着替えましょう。競争する時は、「ママ(パパ)も着替えるから、○○ちゃんとママ(パパ)、どっちが早く着替えられるかな~?」と楽しそうに言うのがポイントです。

時間制限を設ける時は、「○○の歌が終わるまでに着替えられるかな~?」と言い、お子さまが好きな歌を歌ってあげるのもよいでしょう。また、毎回どんな歌がいいかお子さまに決めてもらうと、より着替えの時間が楽しめますよ。
また、終わった後にはきょうだいと比較したりせず、できないことよりも、できたことを褒めることが大切です。

◆「着替えさせて」と甘えてきた時は叱らない
もしも、「着替えさせて」と甘えてきた時は、叱らずにできないところだけ手助けしてあげましょう。できるようになるまでは教えてあげることも大切です。
できないところはまずやり方を見せてあげることから始め、少しずつ一緒にやってみるという方法に変えながら、できるようにしていきます。できるところは優しく声をかけ、お子さま自身が自分でできるように見守り、そして、できたときには必ず褒めてあげましょう。

焦らずにお子さまのペースで

着替えが早くできるようになるかどうか、お子さまによってペースはさまざまです。
最初から上手に着替えられる子はいません。どのお子さまもやり方を知ることから始まります。
保護者のかたが見せることと教えることで、お子さまは着替えが上手になっていくもの。すぐにできるようにならなくても焦らずに、お子さまのペースでできるように見守ってあげることが大切です。

プロフィール

監修:市川由美子

保育士として15年以上にわたり、福祉施設、託児所、保育園などさまざまな場面での保育業務に携わる。
食育実践プランナー資格も有している。

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