働く保護者必見!仕事と子育ての両立5つのコツ

家事、仕事、お子さまの世話……子育てをしながら働く保護者は大変です。やるべきことをこなしながら、毎日をうまく回していきたいですよね。
そこで今回は仕事と子育ての両立をするコツを5つご紹介しましょう。ぜひ参考にしてみてください。

【コツ1】パートナーや家族に上手に頼ろう

子育てと仕事を両立する際には、パートナーや家族の協力が重要になってきます。以下で具体的に見ていきましょう。

◆パートナーや家族と協力する
パートナーや家族とは、「子育てを最優先する」という共通意識をもっておきましょう。お互いに気兼ねなく協力し合えるようになります。
家事や子育ての分担は「緩やかに」を心がけましょう。分担やスケジュールをがっちり固めてしまうと、そのとおりにいかなかったときにストレスがたまってしまいます。臨機応変にすることがコツです。
またパートナーの職場でも、子育てをしていることに対する理解を得ておくことが望ましいでしょう。たとえばお子さまが突然熱を出したときは、どちらかが有休をとって看病する必要があることが多いかと思います。その際パートナーもスムーズに看病に向かえるよう備えておいてください。

【コツ2】家庭内でルールを作っておく

パートナーや家族と協力する上で、家庭内でのルールを作っておきましょう。臨機応変に対応できるよう役割分担は緩やかにすると言っても、最低限基本のルールは決めておきましょう。曜日ごとに誰が迎えにいくのか、誰に協力を頼むことができるのか、などをパートナーや家族を含め、共有しておくことが大切です。
また、保育園を選ぶ際に通勤ルートと照らし合わせて考える、送迎バスの停留地点に合わせて通勤ルートを調整するなど、小さな工夫も必要です。
特にお子さまが急に体調を崩した場合などは、自分とパートナーどちらが対応しやすいか、話し合っておきましょう。どちらかに負担がいく場合が多いかもしれませんが、午前と午後でそれぞれが半休をとって対応する、もし近くに自分かパートナーの両親などがいる場合は一時的に手伝ってもらうなど、それぞれの家庭環境に合わせた対応の仕方を決めておきましょう。

【コツ3】職場の子育て支援制度を調べてみよう

職場ではさまざまな子育て支援制度が用意されているかと思います。制度は職場によって異なりますが、育児介護休業法では以下のように定められていますので、ぜひ活用してみてください。

◆育児休業制度
お子さまが1歳(おおよその場合は、1歳半)に達するまでの1年間、育児休業の権利が保障されています。
なお、お子さまの保護者がともに育児休業を取得する場合は、「パパ・ママ育休プラス」と呼ばれ、お子さまが1歳2か月に達するまでの間の1年間が育児休業期間として保障されます。

◆育児に伴う時短勤務
3歳に達するまでのお子さまを養育する労働者について、短時間勤務(1日原則6時間)の措置が義務づけられています。保育園などの送り迎えやお子さまの育児などでも助かるでしょう。

◆看護休暇
小学校就学前までのお子さまが1人であれば年5日、2人以上であれば年10日を限度として、看護休暇の付与が義務づけられています。お子さまの急な発熱時にも安心ですよね。

職場の人間関係を良好に保つことも忘れずに
子育てのためにイレギュラーな勤務形態になってしまうと、職場での周囲の視線も気になるかと思います。職場の理解を得るには、日ごろから信頼関係を構築しておくことが大切です。周囲の人たちとコミュニケーションを密にとり、良好な人間関係を保っておきましょう。

【コツ4】民間の家事・子育てサポートサービスを調べてみよう

最近では、家事や子育てをサポートする民間のサービスが多数あります。以下でその一例をご紹介しましょう。

◆家事サポート
毎日の食事の準備を省力化したいという人は、食材宅配サービスの利用がおすすめです。買い物の手間が省けるほか、決まったメニューに合わせた食材が送られてくるコースでは献立を考える手間も省けます。
また家事代行サービスを利用するのも手です。掃除や洗濯、買い物、料理まで、さまざまな家事を行ってもらえます。

◆子育てサポート
子育てをサポートするサービスとしては、ベビーシッターが代表的ですよね。
情報収集にあたっては、市町村の情報や公益社団法人全国保育サービス協会に加盟している会社のリストを参照して探すのがおすすめです。なおベビーシッターを利用する際は、ベビーシッターの身分の確認、保育場所の確認、保険の確認なども念入りに行っておきましょう。

【コツ5】公共の子育てサービスを調べてみよう

民間企業だけでなく、市町村などの公共機関でも子育てをサポートするサービスが受けられます。
代表的なサービスとしては、市町村の行う託児サービスが挙げられます。予約、定員制であることが一般的で、託児時間は3時間程度が目安です。
また市町村に登録した保育士が、自宅などでお子さまの世話をしてくれる公共のベビーシッターサービスを利用できる自治体もあります。
なお市町村には子育て相談窓口が設けられていることが多いため、悩みがあれば気軽に相談してみましょう。

自分自身のリフレッシュも大切

子育てと仕事をうまく両立させるためには、自分自身のリフレッシュも大切です。保護者が心身の健康を害してしまっては、すべてが回らなくなってしまいます。
今回ご紹介したように、休日に家族やベビーシッターにお子さまを預けたり、家事代行サービスを使ったりして、ときには自分だけの時間を作るようにしてみてくださいね。

プロフィール



子どもの心身の成長に向き合う現場を20年以上経験するドクター。経験に加え、日本小児科学会専門医・指導医、日本小児神経学会専門医・指導医、日本てんかん学会専門医・指導医、と数多くの認定資格を所持し、日々、てんかんや熱性けいれんなどのけいれん性疾患、頭痛、発達の遅れ、脳性麻痺など、主に神経疾患のお子さんの診察を行う。東京医科大学主任教授としても、次世代の医師の育成に力を入れている。

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