道具不要!数分でできる!話題の幸福学に学ぶ♪イライラ解消&幸せアップ術

今、話題の「幸福学」をご存じですか? 「幸福学」の第一人者・前野隆司教授によると、「幸福」には4つの因子があるのだとか。「やってみよう!」因子、「ありがとう!」因子、「なんとかなる!」因子、「あなたらしく!」因子。この4つの要素を意識して行動することで人は幸せに近づけるのだそう。実際にどう行動すればいいのか、前野先生におうかがいしました。簡単なことばかりなので、ぜひやってみてください!

寝る前のたった数分でいやなことをリセット

「幸福学」の詳しい説明はこちら>

「幸せ」を実感するために、おすすめの習慣は、寝る前に、その日あったよかったことを3つ思い出して、書き出してみることです。1日の出来事の中から、よかったことだけを整理して記憶に強く残すことが大切なので、思い浮かべるだけでなく、書き出してください。時間がなければ、口に出して言うだけでもOKです。内容は「子どもが似顔絵を上手に描いてくれた」とか「ごはんがおいしかった」など、身近なことでいいのです。

眠る直前にハッピーなことを脳にインプットして、満たされた気持ちで眠ることで、いやなことがリセットされ、心安らかに眠りにつけます。よかったこと3つでもいいし、「○○にありがとう!」と感謝の気持ちを3つでもいいので、ぜひやってみてください。

イラッとしたときのために、「イライラの訓練」を!

子育てをしていると、子どもやパパに対してイラッとしてしまう場面もあると思います。感情に任せて怒る前に、「3秒」我慢してみましょう。ほかのことに意識を向けるのでもいいし、深呼吸をするだけでも違います。その3秒で自分を客観視し、「私は今イラッとしているな」と自覚できればOK。心を落ち着かせて対処できるでしょう。

「イライラの訓練」もあります。時間があるときに、自分がイラッとするような状況をあえて思い浮かべて、その対処法を10個くらい考えてみるのです。イライラのロールプレイングといってもいいでしょう。これを習慣づけておくと、いざ本当にイラッとする状況になったときに、冷静に対処できるようになります。

子育て中は、普通以上に「幸せケア」が大切!

ある幸福学研究によると、「子育て中は幸福度が下がる」という結果が出ています。子どもはかわいいし、幸せな瞬間もたくさんあるのですが、子どものペースに合わせた生活は大変だし、自由が制限されるので、このような結果になったのでしょう。だから、子育て中は普通以上に「幸せケア」をすることが大切なのです。

こんなことも「幸せケア」になる

■幸せケア1 具体的な夢や目標をもつ
まずは自分自身がポジティブでいるために、「明日やりたいワクワクすること」を書き出してみましょう。人に語るのもいいですね。次に、「1年以内にやりたいこと」「10年以内にやりたいこと」「生涯かけてやりたいこと」と具体的な目標を書き出すのです。目の前のこととちょっと引いてとらえた大きいこと(未来)を行き来することで、物事が客観視しでき、目の前のこともポジティブに転換しやすくなります。

■幸せケア2 他人のためになることを積極的にやる
子育て中はPTAや父母会に参加する機会も多いと思います。ぜひ積極的に引き受けてみましょう。みんなに「ありがとう」と感謝されたり、学校や地域の人とのつながりができることで、自分自身の幸福度もアップするのです。

■幸せケア3 手間のかかること、大変なことを家族でやる
キャンプやバーベキューなど、家族で手間のかかることを楽しむのも幸せケアのひとつです。共通のスポーツでもいいし、音楽が好きな家族なら、みんなで1つの曲を歌ったり、演奏したり。子どもと一緒に初めての楽器にチャレンジするのもいいでしょう。お互いに協力して、一つのことをやり遂げた達成感は、家族みんなを幸せにしてくれます。

ママが幸せなら、子どもやパパも幸せ、その仲間や家族も幸せ、というふうに幸せはどんどん広がっていきます。ここでご紹介したHAPPY習慣を実践して、まわりに幸せの輪を広げていってください。

※写真は、前野隆司先生の「しあわせのためのマニフェスト」。皆さんも「My しあわせのためのマニフェスト」をぜひ!(取材・文 佐治 環)

プロフィール

前野隆司

前野隆司

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。ヒューマンマシンシステム、イノベーション教育、社会システムデザイン、幸福学、システムデザイン・マネジメント学などの研究に従事。著書は『脳はなぜ「心」を作ったのか』(筑摩書房)、『錯覚する脳』(筑摩書房)、『思考脳力の作り方』(角川書店)、『幸せのメカニズム』(講談社現代新書)、『無意識の整え方』(ワニプラス)など多数。

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