まさかうちが？　スマホによるインターネットのトラブルに巻き込まれたらどうする？

スマホの普及率が年々増加し、今や小学生でもスマホを持ち歩く時代になっています。
それに伴い、スマホにかかわる犯罪やトラブルに巻き込まれる子どもも増加しているのが現状です。保護者として子どもを守るためには、まずは「どんなトラブルがあるのか」、「どのように巻き込まれる可能性があるか」を知る必要があります。
トラブルに巻き込まれないようにすることが一番ですが、万が一トラブルに巻き込まれてしまった場合はどうしたらよいかについて解説します。

スマホによるトラブルにはどんなものがある？

スマホに関わるトラブルは多岐にわたり、そのすべてを把握することは難しいでしょう。

スマホひとつあれば、場所や時間を問わずに世界中の人とコミュニケーションがとれるのが、若者に人気の「SNS」です。
便利であることは間違いありませんが、必ずしも安全とは限りません。

少し前からテレビなどでも取り上げられている「炎上」は、不適切な画像や動画をSNSなどにアップする事で発生するトラブルです。
SNSやスマホに詳しくない方でも、「炎上」という言葉を見聞きしたことがある人は多いでしょう。

SNSが炎上してしまうと、子どもの名前や学校、親の職場や家族構成なども特定されてしまう恐れがあり、子供の将来にも関わる重大なトラブルに発展する可能性もあります。

また、何の気なしに投稿した文章が人を傷つけ、いじめに繋がる可能性もあります。
逆に子どもがそのような被害に遭う可能性ももちろんあります。

いずれにしてもインターネットは「世界中の誰でも見られること」、「一度投稿したら完全に消すことができない」という認識を踏まえ、自分でしっかり判断ができるようになるまではSNSをやらせないなどの予防策も大切です。

トラブルに巻き込まれたらどこに相談したらいい？

スマホに関わるトラブルに巻き込まれていると気づいた場合や、子どもから相談をされた場合、保護者としてどのように対処をしたらよいのでしょうか。

トラブルの内容によっても異なりますが、文部科学省や法務局といった相談できる窓口が用意されていますので、それぞれご紹介します。

いじめ問題などの相談窓口(児童生徒／保護者対象)
＜文部科学省 ２４時間子供SOSダイヤル＞
　0570-0-78310 (受付時間:24時間)

＜法務局・地方法務局 子どもの人権110番＞
　0120-007-110 (全国共通)
　(受付時間:平日午前8時30分～午後5時15分)

＜チャイルドライン 18歳以下の青少年対象の相談窓口＞
　 http://www.childline.or.jp
　フリーダイヤル 0120-99-7777
　(受付時間:毎週月曜日～土曜日／午後4時～午後9時)

生活の安全や不安に関する相談窓口(児童生徒／保護者対象)
＜最寄りの警察署または警察相談専用電話 #9110＞
＜都道府県警察の少年相談窓口＞
　 http://www.npa.go.jp/higaisya/shien/torikumi/madoguchi.htm

＜買い物などでお金についてのトラブル＞
消費者庁 消費者ホットライン 188（全国共通）

トラブルに巻き込まれないために知っておきたいこと

インターネットのトラブルは、巻き込まないこと、巻き込まれないことが一番大切です。
日々、子どもがどのようにスマホを利用していて、どんなことに困っているかなどを家族で共有し、把握していることが大切です。

スマホによるトラブルは、取り返しの付かない事になりかねません。
将来的に半永久的に「デジタルタトゥー」として残ってしまう可能性もあります。
そのようなトラブルに遭わないようにするために、定期的に家族でスマホの使い方や今困っていることなどを話し合う機会を作ると良いでしょう。