学芸会や学習発表会での上手な写真の撮り方は?

秋は、学芸会や学習発表会など大きな学校行事が相次ぐシーズン。「成長した姿を記録に残したい!」と、がんばって撮影される保護者のかたも多いはずです。そこで、ベネッセが運営するこども写真館「たまひよの写真スタジオ」武蔵小杉店の坂内雄二店長に、学芸会や学習発表会など室内で子どもの姿を上手に写真撮影するポイントを聞きました。

学習発表会など屋内撮影のポイントは?

■まずはフラッシュを使ってOKかを確認しよう!

演奏や演劇など、観客が静かに見守っている中で、一人だけフラッシュを使って撮影していると、ひんしゅくを買ってしまいます。撮影に夢中になっていると、意外と自分だけフラッシュを使っていることに気づかないものです。事前にフラッシュを使ってOKかのアナウンスがない場合は、周囲の様子を見て判断してください。

■屋内撮影はピンぼけ防止が最大のカギ!

撮影対象との距離が離れていても気にせずにフラッシュを使用するかたが多いのですが、一般向けカメラのフラッシュの有効距離は4メートル程度に過ぎません。それ以上離れていると、フラッシュを使っても光が届かずに意味がないばかりか、逆にシャッタースピードの関係で暗く写ってしまうなどうまく撮れないことが多くなります。そこで、状況的にフラッシュが使えない場合や、撮影対象が離れている場合は、まずフラッシュ機能をオフにしましょう。そしてカメラが揺れないように、脇をしめてしっかりと持って撮影します。また、座って撮影できる状況なら、座るほうがぶれにくくなります。あとは、ムダもありますが、できるだけ多くシャッターを切ることが満足のいく写真を残すコツです。

■ステージ上のパフォーマンスは舞台幕も一緒に撮ろう!

体育館の舞台上の演奏や演劇を撮影するときは、子どものアップだけではなく、周囲の舞台幕も一緒に撮っておきましょう。周囲がフレームのように見える他、舞台の明るさが強調されて印象的な写真になります。

■作品を撮る場合はできるだけフラッシュを使わない!

絵画などの子どもの作品を撮影する場合は、よほど暗い場合を除いて、できるだけ自然光で撮影するほうが色彩などを自然に表現できます。また作品の全体だけではなく、斜め横から、上からなど、複数の構図で撮ると良いと思います。作品と子どもを一緒に撮る場合は、ピースサインも良いのですが、工夫したポイントを指さすなど、少しポーズを加えると動きのある写真になります。

写真は、地球上で唯一、時間を止められる道具

写真の最大の利点は、「地球上で唯一、時間を止められる道具である」という点にあります。一瞬の姿や表情を切り取った1枚の写真は、そのときの状況や気持ちを瞬く間に思い起こさせ、家族のつながりを強めてくれるものです。上記のポイントを意識して印象的な写真を撮影して、ぜひお子さまに良い思い出として残してあげてください。

動画撮影で注意したいポイントは?

最近は学校行事の撮影といえば、ビデオカメラを構える方が多くなってきました。そこで私の専門から少しずれますが、動画撮影で注意したい点をいくつかお伝えします。できれば、ズーム機能は極力使わず、三脚など使用して上下の揺れに注意して撮影するとよいでしょう。特にカメラが縦に揺れると、視聴時に酔ってしまうような不快感があります。また、暗い場所と明るい場所の両方を入れないようにしましょう。ビデオカメラでは、画面内を一律で平均的な明るさにしようとするため、明暗の両方を入れてしまうと適切に撮影されないことがあるからです。

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