みんなどうしてる? 子どもに伝える戦争と平和 戦争と平和を考える本5選

昨年、日本は戦後70年を迎えました。戦争を知る世代が少なくなるなか、戦争を知らない子どもたちに、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えていくことが大切ではないでしょうか。この夏休みにお子さまと一緒に戦争や平和に関する本を読んでみませんか? おすすめの本を5冊ご紹介します。

『えんぴつびな』

主人公の女の子は、戦争で家が焼けてしまったため田舎に疎開することに。そこでシンペイちゃんと出会います。ある日、シンペイちゃんが女の子に、短くなった鉛筆に顔を描いて作ったお内裏様とお雛様をくれました。女の子が喜ぶと、シンペイちゃんは三人官女も作ってくれると約束してくれました。しかし、その晩、町を空襲が襲います。戦争の恐ろしさ、悲しさが子どもにもわかるよう描かれています。
(作/長崎源之助、絵/長谷川知子、出版社/金の星社、価格/1,300円+税)

『大砲のなかのアヒル』

町を砲撃しようとする大砲の中で、兵士たちはアヒルが卵を抱いていることを知ります。兵士たちは大砲を撃つことができず、将軍と市長は相談し卵がかえるまで休戦することに。その間、兵士たちは町の家々のペンキ塗りを手伝い、将軍は市長の家へ遊びに出かけに行きます。そして、卵がかえったときには……。ユーモアを交えながら、戦争の愚かさを訴える1冊です。
(作/ジョイ・コウレイ、絵/ロビン・ベルトン、訳/ロニー・アレキサンダー、出版社/平和のアトリエ、価格/1,500円+税)

『どろぼうがないた』

丘の上にひとり住むどろぼうは、ある晩、小さな箱を盗みます。中に入っていたのは、小さな鉢植え。次の日小さな芽が出て、日に日に大きくなっていきます。しだいにどろぼうの心に変化が起こります。そんなある日、戦争が起こってしまうのです。戦争がメインテーマではありませんが、本当に大事なものについて考えさせてくれます。
(作/杉川としひろ、絵/ふくだじゅんこ、出版社/冨山房インターナショナル、価格/1,800円+税)

『マヤの一生』

熊野の狩人からもらい受け久保家にやってきた熊野犬のマヤは、久保家の三兄弟と仲良く暮らしていました。やがて、戦争が始まり食糧が不足しはじめ、町中の飼い犬たちが次々と殺されてしまうのです。そして、マヤにも運命の日が迫ります。動物と子どもとの交流を通して、戦争の痛ましさを訴えた作品です。
(作/椋鳩十、絵/吉井忠、出版社/大日本図書、価格/1,000円+税)

『わたしはマララ 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』

「すべての子どもに教育を」と訴え、イスラム武装勢力に銃撃された16歳の少女・マララ・ユスフザイさん。非暴力による講義活動の世界的なシンボルとなり、2014年にノーベル平和賞を受賞した彼女が、子どもの教育、女性の権利について等身大の言葉で訴えます。戦争について考えると共に、「なぜ学校で学ぶのか」、子どもたちが考えるきっかけになるはずです。
(著/マララ・ユスフザイ、クリスティーナ・ラム、翻訳/金原瑞人、西田佳子、出版社/学研マーケティング、価格/1,600円+税)

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