トラブルになる前に! 子どものいる家庭で心がけたい騒音対策

 子どもは家の中でも騒いだり、走ったり、元気いっぱいです。でも、「元気だからいいや」と言っていられないことも。マンションなどだと、下や隣人から文句を言われたり、戸建てでも、あまりうるさいと注意されることもあります。近隣の住人とトラブルにならないように家庭で気をつけていることはあるのでしょうか。アンケートで聞いてみました。

住居の形態、集合住宅は43.9%

 騒音問題がトラブルになりやすいのは、どちらかというと戸建てよりマンションやアパートなどの集合住宅です。とくに子どもが走ったり、跳んだりすると音が響きやすく、文句がトラブルに発展することも。しかし、騒音は人によって感じ方がそれぞれ違うので、一概にどれだけ静かに過せばいいという基準がないのが難しいところではあります。

ちなみにマンションで騒音のトラブルになりやすい音は、高いところから飛び降りる音や走りまわる足音、ドアを激しく閉める音、椅子を引く音、壁を叩く音などと言われています。
また、夏など、窓を開けているときに子どもが泣いたり、親が大きい声で叱ったりという声も、周囲の人には気になる騒音ととらえられてしまうことも。
場合によっては訴訟に発展することもあるようなので、気をつけたいところです。

対策としては、「防音マット」や「二重サッシ」が多数

 「何か防音対策を行っていますか」と尋ねたところ、「はい」と回答した人は25%。半分以上の人が防音対策はしていないという結果に。

防音対策をしていると答えたかたに具体例を聞いてみました。

・フローリングの床に防音マットを敷いている
・窓には防音カーテンをかけている
・二重サッシを取り入れている
・夜中に大きな音や声を出さないよう気をつけている
・窓は極力閉めたままにしおく
・夜は窓のシャッターを閉める
・大声で話さない
・歩き方、戸の開け閉めなどは注意している
・防音絨毯を使っている
・ピアノを弾くときは雨戸を閉める

多くのかたが、防音マットや絨毯を使用し、二重サッシや雨戸などで、生活音が漏れないように工夫をされているようです。賃貸の住まいだとできることも限られてくるので、静かに過すように気をつけるのが近隣への配慮になりそうですね。
比較的簡単な防音対策としては、

・壁際に家具を置く
・壁に布をはる
・椅子には脚カバーをつける
・ドアにはドアクローザーを取りつける

というのがおすすめ。ちょっとした気遣いで騒音はだいぶ防げるはず。また、子どもが走りまわりにくい間取りに家具をレイアウトするのも有効ですよ。トラブルを避けるためにも、日頃から防音対策を心がけて過したいものですね。

【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:お子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2015年11月30日~2015年12月14日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:3,215名

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