心を鍛えて1等賞! 運動会必勝の裏ワザ「スポーツメンタルトレーニング」

秋の運動会シーズン。しっかり練習してきたのに、試合になると緊張してしまい実力が出せないという子どもも多い。そこで、ベネッセ教育情報サイトでは、大阪体育大学准教授の菅生貴之氏に、本番に実力を発揮するために有効なスポーツメンタルトレーニングとはどのようなものかを伺った。

 


心を鍛えて1等賞! 運動会必勝の裏ワザ「スポーツメンタルトレーニング」

 

スポーツメンタルトレーニングとは、「心理的スキル」や「テクニック」を手に入れ、大きな試合やピンチの場面などで、普段どおりの実力を発揮できるよう、自分の心をコントロールできるようにすることです。
たとえば、「ルーティン」という技法があります。この技法を取り入れていることで有名なのが、野球のイチロー選手です。彼は、打席前に必ずバッターボックスでユニフォームの肩や袖をつまみ、バットを立てるなどの動作を行っています。緊張を強いられる場面で、このような特定の行動をすることで平常心を保つことができるのです。ルーティンのほかにも、心をコントロールするための「自己分析」や「目標設定」などさまざまなワザがあります。

 

近年、テニスの錦織圭選手などの若いアスリートがスポーツメンタルトレーニングに取り組み、世界の舞台で躍進したことで、一般のかたにもよく知られるようになりました。いつも同じ技術力を試合本番で発揮するのは難しいですが、心をいつも100%の状態にするために、スポーツメンタルトレーニングに取り組むアスリートは多いのです。また、最適な緊張レベルを自分でコントロールできるようになる「リラクセーション」という方法があります。この方法は、試合前のプレッシャーを和らげたり、緊張した筋肉をほぐしたりするのに有効な方法です。

 

厳しく指導した場合、上達するのは一時的なことで、心が折れてしまったり、燃え尽きてしまったりすることが多いように思います。専門的な指導は専門家に任せ、不安や悩みがあれば一緒に考え、お子さまの持っている力を本番で最大限出せるよう、心のサポートをしてあげていただきたいと思います。

 

出典:試合に勝てる心を育てる! スポーツメンタルトレーニング【前編】~基礎知識編~ -ベネッセ教育情報サイト

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