心理カウンセラーに聞く 子育ての悩み相談は誰にすればいいの?

核家族化が進み、両親など相談相手が近くにいないという悩みを抱えている親御さんも多いのではないでしょうか。ちょっとした相談ならママ友でもいいけど、それもどこまでしていいものか悩むところですよね。そこで、子育ての悩み相談に関するポイントをご紹介します。


相談相手のリスク分散を

 まず誰に何を話すかという部分を、ある程度ご自身の中で具体的にイメージしておいたほうがいいと思います。

 

たとえばAという話題であったら、実家の両親に話をする。でも両親だけが相談相手だと忙しいタイミングだったり、話を聞けない状況もありますよね。なので、ママ友など相談する人のリスク分散をしておきましょう。

 

 

ママ友にはどこまで相談するもの?

 ママ友なら、相談するのはこの人だけというカテゴライズってありますよね。でも、そのママ友も、いつどこでどうなるかわかりません。かといって、全部話さないとその人を信頼してないんじゃないかって思いこんでしまっている人もいるのではないでしょうか。ママ友だからといって、何から何まで話す必要はありません。

 

たとえば、子どもの話だったらAさん、自分の悩み事はBさんにしよう。だけどBさんには子どもの話もちょっとできるなとか。それが、Aさんにしか“子どもの話”を相談できない場合、Aさんの都合が悪くダメなときに「えー、じゃあどうしよう?」となってしまうんです。

 

そういったものをリスク分散していって、ちょっとさわりくらいだったらBさんも大丈夫かな。でもちょっとここは深い部分まで話せないから、Aさんが調子よくなったときにゆっくり話そう、といったように。自分の心のバランスを保つために、誰かに一人だけに依存しないことが重要です。

 

 

賢くネットを利用しよう

 私たちのような専門家を頼るのもいいと思います。状況をきちんと理解した上で、科学的根拠や心理学をもとに冷静に話をすることができるので、的確なアドバイスができると思います。

 

ただ、お子さまがいらっしゃるとこまめに通院することも難しい場合もありますから、こういったサイト(教育情報サイト)や専門家が答えてくれるサイトを活用するのもいいでしょう。

 

そういったところを試してみて、ホームドクターのように自分に合った専門家を見つけていく。

身内にも言えない、お友達にも言えない、ママ友なんかもっと言えないっていうことがあると思いますが、そういうときは、ちゃんと守秘義務を守ってくれて、匿名で相談できるところに相談してもいいんじゃないのかと思います。

 

SNSなどに翻弄されず、もっとうまくネットを利用してほしいなって思います。

 

 

最後は自分自身で考えることが大切

 なによりも大事なのは、信頼できる人との情報共有ですよね。情報交換をしていきながら、それをすべて鵜呑みにするのではなく、自分がその情報を得たことによって、心地いいものって何かなって感じていただきたいんです。どんなに信頼している人が言っていることでも、全て共感できるものではありません。違和感があることも当然のことです。

 

それは自分の文化として、今は必要ないんだなっていうことを精査していってほしい。なんでも「いいわね、いいわね」ってやってしまうと、キャパオーバーになってしまうし、自分は何が本当にいいと思ってるのかわからなくなってきてしまう。なので、1つ1つちゃんと自分に落とし込んでいくっていうことが大事かと思います。

 

 

プロフィール

監修:小高千枝

幼稚園教諭、人事、秘書、キャリアカウンセラーを経験。 教育・人材育成・サポート的業務経験において「人間」の心に携わる仕事への魅力を感じる。心理カウンセラー、メンタルトレーナーとして独立。広尾にメンタルケアサロン「Pureral」を開き、男女問わずストレス社会で生きる現代人に向けたセッションや、テレビ出演、雑誌記事などでメンタルヘルスケアの意義と大切さを発信。著書に『心理カウンセラーがこっそり教えるやってはいけない実は不快なしぐさ』(PHP研究所)などがある。

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