ポイントは股関節 走り方のタイプを見極めて運動会で一番をめざす

ポイントは股関節 走り方のタイプを見極めて運動会で一番をめざす春の運動会シーズン、子どもたちの関心事のひとつは「もっと早く走りたい」「1番になりたい」ということではないだろうか。保護者も気になるところだろう。そこで、子どものタイプ別速く走る練習法について、東京大学大学院教授の深代千之氏に伺った。

 

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走るスピードは、走る速さ=ストライド(一歩の長さ)×ピッチ(足の回転数)で決まります。ストライドが大きくてもピッチが遅い人、ストライドが小さいけれどピッチは速い人がいます。前者の場合はピッチを上げる練習、後者の場合はストライドを大きくする練習が効果的です。

 

● 股関節を素早く交差させる
 ストライドが大きくてピッチが遅い子どもは、≪蹴った足を前に持ってくるときに、巻き込まれない(折り畳まれていない)≫という欠点があります。まずはひざをリラックスさせること。それから、ピッチを上げる(足を速く動かす)ためには、内股をするように、ハサミで切るようにして、股関節を中心に動かし、地面を素早く踏み込む練習が効果的です。

 

● 股関節を素早く交差させて走る
 少し前かがみになって、股関節を中心に素早く交差しながら、しっかり地面を踏みつけます。そのまま少しずつ前に走ります。股関節の切り替えを素早くしながら、走りにつなげると効果的な練習に。ストライドが大きいままで、足の回転が速くなれば、スピードはぐんと上がります。

 

● 股関節を大きく使う
 ピッチ型の子どもは、足首で細かく蹴って走るのが特徴です。股関節自体を大きく開かせ、歩幅(ストライド)を広げることを目標にします。

 

● 大きな動作で走る
 ピッチ型の子は、股関節自体を大きく開けないので、自分のピッチを少し遅くして、大きく股関節を開くことを意識します。ピッチを遅くするには、前から足をふり戻すときに、かかとではなく、指の付け根でつくことを意識するとよいでしょう。

 

歩幅をいつもより大きく、ゆっくり走ります。ただし、ゆっくり飛ぶのではなく、地面についたら、早く飛ぶ。指の付け根で地面を蹴ることも忘れずに、股関節を大きく開かせることを意識して行ってください。

 

股関節を使って、ダイナミックに走る。これを練習すれば、誰でも今の自分より速く走れるはずです。ぜひ、お子さまといっしょに練習してみてください。

 

出典:かけっこで1番になる! タイプ別上達法 -ベネッセ教育情報サイト

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