入学式で知っておきたいマナー

 子どもにとって「入学式」は本当にどきどきするもの。新しい場所に新しいランドセル、そして新しい決まりごと。親としては「いつも通りに楽しんでほしい」とは思うものの、できればうまく乗りきってほしいな、と考えるでしょう。そのためには、必要最低限のルールを守ることが大切です。

 そして、それは大人であっても同じです。親子で参加する入学式では、どんなことに気をつければいいのでしょうか。トラブルや心配の種を減らして入学の喜びにたっぷり浸るためにも、事前に入学式のマナーを確認しておきましょう。

 

 


事前に配布される資料はきっちり確認。提出書類にも不備がないよう

初めての入学式を迎えるママ・パパにとって、「わからないことがたくさんある」という点が一番の心配ごとです。しかし、基本的には学校側が必要なことを教えてくれるもの。小学校では、前年度のうちに「入学前説明会」が開催されます。そこで、入学式までに準備するものや、入学式の日に必要なものについての説明があるはずです。

 

 まずは、説明会で受け取った資料をしっかり読み込んでおきましょう。親子にとって重要なことが書いてあります。記入して提出する書類は期日までにしっかり記入・提出してください。なお、資料や書類は自治体から送られてくるものもあります。

 

 入学式当日は、資料に書いてあった持ち物を忘れないよう注意してください。また、集合時間や場所にまちがいのないようにし、当日のスケジュールも把握しておきます。「知らなかった」「わからなかった」が一番のマナー違反になってしまうので、十分に気をつけましょう。

 

 

「自分の子どもだけを見ない」ことが大切

 当日は「子どもにとって一生に一度のこと」と、自分の子どもを目で追い続けることになると思います。しかし、ここで大切なのは「まわりの様子もきちんと確認する」ということ。周囲には、今後学校を通じておつきあいをすることになる人々ばかりです。きちんと挨拶をすること、私語やカメラ撮影に夢中になって周囲の人々に迷惑をかけないことも、忘れないようにしましょう。

 

 入学式会場(体育館など)から各教室に移動したあとや、クラスごとにまとまった際には、ちょうど隣り合ったかたなどに簡単な挨拶ができるといいですね。

 

 強い自己主張をするのはまた別の日、別の場所で。入学式は「新しい場所の空気を読むこと」に集中すれば、マナー違反をしてしまうことはありません。

 

 

倉持鎮子

自身も6歳、10歳の子どもを育て、育児・食育・親子問題についての執筆を行うライター。医療・健康・体の不思議、子育て中にもできる美容などにも触れ、さまざまな面から「子どもとの生活」についてのライティング実績がある。講師業では、「脳と体を考える食育」についての情報を提供。

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