知りたい!学生の問題解決能力を伸ばす学習プログラム【変わる大学】

文部科学省が大学教育改革として推進しているアクティブ・ラーニング。その1つの手法として注目されている問題解決型教育プログラムがPBL(Project Based Learning)です。産業能率大学ではさらに一歩先の実践力を身につけるため、一般的なPBLとは一線を画した「SANNO PBL」に取り組んでいます。

産能大独自の問題解決型教育プログラム「SANNO PBL」とは?

「アクティブ・ラーニング」の重要性が指摘されていますが、その取り組みの1つが「PBL(Project Based Learning)」です。PBLとは、一般的に問題解決を目的にチームで知恵を出し合う学び方のこと。産業能率大学にもPBL方式を採用している授業はたくさんありますが、その中でも一般的なPBLとは一線を画すもので、一定の条件を満たしたPBLのみ「SANNO PBL」として、より実践的かつフィールドワークを重視した教育を行っています。新しい学び方「SANNO PBL」では、以下のポイントを重視しています。1:企業や地方自治体とコラボレーションし、現実に抱える課題をテーマとする 2:学生だけの力でゼロから作り上げる 3:課題を解決することで実際の売上や利益に貢献する の3つのポイントを基準としています。

「SANNO PBL」では、学生が課題を解決するプロセスを試行錯誤しながら体感することで、向き合っている課題の本質や課題解決をするために解決しなければいけないさまざまな問題が見えてきます。そして、実践系科目を通して課題を発見し、理論系科目を通して課題を解決。「教室内での理論」と「実践での体験」のバランスを大切にした教育を行っています。

学部学科を越えた学生たちの総合力で取り組む「SANNO PBL」

産業能率大学が取り組む「SANNO PBL」では、キャンパスのある東京都目黒区自由が丘を拠点に、地元の街とともにさまざまなプロジェクトに取り組んでいます。
実践テーマとしては「街を盛り上げる」、「企業の課題に取り組む」、「エンタメから学ぶ」、「スポーツと関わる」の4ジャンルのプロジェクトを実行しています。これまでに、自由が丘商店街振興組合と一体となり、自由が丘の3イベント(スイーツフェスタ、女神まつり、Thanks Liberty Christmas Carol)の主催スタッフとして、イベントの企画から運営までを担当する「自由が丘イベントコラボレーション」。ライブコンサートの開催をゴールに、プログラムの企画、アーティストのブッキング、コンサート会場の手配、広報、チケットの販売、協賛企業の獲得、コンサートの運営など、全ての業務を学生が実行する「アーティストプロモーション」。新しい地域ブランドの創造を目的に、世界的なスーパーパティシエとコラボレーションし、商品企画からテスト販売までを行う中で、ブランドを作り上げるプロセスを学ぶ「ブランドプロデュース」。プロ野球チームとのコラボレーションにより、公式戦の観客動員数アップをテーマに学生がイベントを企画し、運営を行う「スポーツ企画プロジェクト」。日刊スポーツ新聞社とのタイアップし、小学生を対象にしたビーチバレーボール大会「SANNO CUP」の開催を目的に、イベントプロデュースのノウハウを学び、学生が当日の模様を新聞記事にし、日刊スポーツ新聞に掲載されるまでを実行する「イベントプロデュース」などを行ってきました。

自治体と企業、東京を結ぶ「地域創生プロジェクト」

2016年3月に産業能率大学は、沖縄県石垣市、バイオベンチャー企業ユーグレナ社、自由が丘商店街振興組合と連携協力協定を結びました。このコラボレーションプロジェクトの中で学生たちは、自由が丘と協力して石垣島のプロモーションプランを企画。石垣島が有する資源(海、星、特産品など)を教材に、自由が丘という絶好のマーケティングの舞台を活用し、1〜3年次までを通じたカリキュラムで地域創生を考えるプロジェクトが進行しています。2017年度は、「石垣島を訪れる観光客を増加させるにはどうしたらよいか?」をテーマに石垣島ならではの国産コーヒーや雄大な星空からプロモーションプランを企画。最優秀チームは、実際に石垣島でプレゼンテーションと視察を行います。さまざまな刺激を受け、体験を積んでいく産業能率大学ならではの「SANNO PBL」。このカリキュラムを通じて学んだ学生が得た問題発見・解決能力は、きっと実社会においても生かされていくことでしょう。
http://www.sanno.ac.jp/exam/

<大学からのメッセージ>
地域創生プロジェクトは本学と石垣市だけではなく、ユーグレナ、自由が丘商店街振興組合の四者が絡むプロジェクト。これまで経験してきたPBLや学んだことを活かし、プロモーションやブランディングにさらに踏み込んでいきます。四者協定という様々な組み合わせが想定される中で、時には利益相反するものをどう調整していくかが学生には求められ、地域や企業の売上・利益に結びつく、リアルビジネスに挑戦しています。

経営学部 教授 松尾 尚

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