お子さまの頑張りを応援するために! 進学費用に関する会話のすすめ

大学進学費用の捻出は、保護者にとって大きな悩みのタネですが、お子さまにとっても気になる問題です。お子さまが安心して受験勉強に専念するためにも、進学にかかるお金の話は早めにしておきたいところ。
今回の記事では、進学費用に関する親子のコミュニケーションについて、考えていきます。

将来の進路とともにお金についても早めに話し合うことが大切

お子さまと「将来、どのような道に進みたいのか」「大学ではどんなことを学びたいのか」を話し合っておくことと同様に、進学費用についても話し合っておくことも大切です。高校生は保護者が考えるよりも進学費用について気にかけているもの。進学費用について保護者の考えを明らかにしておいたほうが、お子さまが勉強に集中できるようになるはずです。

また、家庭の経済状況によっては「国公立大のみ」「自宅から通える大学」など、進学先の条件が限られる場合もあるでしょう。「学びたい内容」と「経済的な条件」の両面を考慮して、希望にかなう志望大を決めたほうが、学習へのモチベーションにもつながります。志望大への意識を高めるためにも、進学費用についてできるだけ早い段階で話し合っておく必要があるのです。

学費優先ではなく、あくまで希望の大学をめざす姿勢を

とはいえ、学費と家庭の経済状況のみを優先して進学先を決めてしまうのも考えもの。学費が安いからという理由だけで進路を選んでしまうと、入学後に後悔することになりますし、最悪の場合、ミスマッチによる中退にもつながりかねません。あくまで“本人が希望する進路”を基本に大学を考えるようにアドバイスをしましょう。そのうえで、奨学金について調べたり、一人暮らしを希望する場合は学生寮の活用を考えたりするなど、「どうすれば希望の大学への進学を実現できるのか」を検討していくのがよいでしょう。

奨学金を利用する場合、卒業後の返還についても親子で確認

近年、奨学金制度は充実してきており、多くのご家庭が利用されています。国の政策も今後、奨学金事業の拡大を図る方向に進んでいます。返済の必要がない給付型奨学金も増えてきつつありますが、卒業後に返済が必要な貸与型も少なくありません。特に、受給者数が最も多い日本学生支援機構の奨学金の第一種・第二種は貸与型です(※)。日本学生支援機構の奨学金は、ウェブサイトで返済のシミュレーションができます。返済期間と月々の返済額を確認し、無理なく返済できる金額を本人とともに決めていくことも大切でしょう。

※日本学生支援機構の奨学金は、2018年度から給付型の本格実施(2017年度に先行実施)を予定しています。「対象が住民税非課税世帯の生徒」「全員が給付を受けられるわけではなく、各学年で約2万人に限られる」「学校推薦が必要」など条件があります、関心がある方はウェブサイトで調べてみるとよいでしょう。

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