学校説明会・オープンキャンパスで確認したい5つのチェックポイントとは? [中学受験]

中学受験の志望校選びは、子どもの将来につながる大切なテーマ。資料を比較するだけでは迷うばかりですが、実際に中学を見学してみると、「百聞は一見にしかず」という言葉どおり、「この学校に通わせたい!」と決意が固まる保護者の方が多いようです。中学を見学する際に必ずチェックしたいポイントを解説します。

事前の情報収集で当日に確認したいことを絞り込もう

子どもに通わせたい中学を検討するうえで参考になるのが、学校説明会やオープンキャンパスです。保護者の方が最初に中学校を見学する時期は小5が最も多く、小4という方も少なくありません。早めのスタートが、計画的に対策を進める鍵といえるでしょう。資料や口コミなどをもとに志望校の候補をある程度絞り込んだら、学校説明会やオープンキャンパス、文化祭などの機会に積極的に訪問しましょう。

学校見学をする前に確認したいこと、そして当日に確認したい5つのポイントをまとめました。

【事前に確認したいこと】

事前に情報を集めておくと、見学当日に確認すべきポイントが絞りやすくなります。学校のWEBサイトなどに、教育理念・方針、カリキュラム、特徴的な教育活動、進学実績、部活の活動状況などが説明されているので、事前に目を通しておきましょう。また交通アクセスも調べ、現実的に通学が難しい学校は候補から外すことも検討してください。

【当日に確認したい5つのチェックポイント】

1.校風
生徒の主体性を大切にする自由な雰囲気の学校、先生が積極的に指導する学校など、中学によって教育の理念や方針は異なり、校風として表れます。例えば、比較的大らかな性格の子どもが規律の厳しい中学に入学するとスムーズに適応できないこともあるかもしれません。校長先生や進路の先生の話、生徒の姿などを参考にして、「どのような教育を受けさせたいか」「子どもの性格に合っているか」といった観点から校風を感じとりましょう。子どもにも複数の学校の校風や教育方針を伝え、本人の希望も参考にして志望校を決めたいものです。

2.通学ルート
中学を見学する際は、実際に子どもが通学することになった場合に利用する交通手段を使ってみましょう。できれば通学時間帯に移動すると、交通機関の混雑具合がわかります。「時間がかかりすぎないか」「乗り換え回数は多くないか」「乗り換えは大変ではないか」「治安の悪そうな場所を通らないか」「通学費用が高すぎないか」といった視点からチェックしてください。

3.生徒の雰囲気
学校によって生徒の雰囲気は異なります。生徒の姿をよく見て、「わが子がなじめそうか」「生徒がのびのびとしているか」「どんなふうに育ってほしいか」などと考えてみましょう。チャンスがあれば、生徒に対して「学校の楽しいところは?」「大変なことは?」などと質問してみるといいでしょう。

4.進学実績
進学実績は学校のWEBサイトなどで確認できますが、学校説明会で具体的に説明されることも多く、数字からは見えない進学指導の方針などがわかります。前年度の状況だけではなく、近年の動向をチェックすると、今後も伸びそうな学校かどうかが判断できます。

5.施設・環境
校内の施設や環境も学校によって大きな差があります。グラウンドの広さや部活動の活動の様子、食堂の有無、パソコンや電子黒板などのICT環境、図書館には自習スペースがあるかどうか、個人ロッカーの有無などをチェックしましょう。

学校の印象はメモに残しておこう

複数の中学を見学する場合は、学校の印象が混乱しやすくなります。学校ごとのファイルに資料を整理したり、上記のポイントごとに良い点や気になる点をメモしておきましょう。学校説明会で好印象をもった場合、文化祭やオープンキャンパスなど学校行事の日程をチェックして、子どもと一緒に参加するとよいでしょう。

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