中学受験したくなる!? 夏休みのオープンキャンパス活用法 [中学受験 4年生]

中学受験に、お子さまがいまひとつ乗り気でない……という時、おすすめしたいのが夏のオープンキャンパス。ぜひご活用ください。

各校とっておきの授業や部活動を見学・体験してみよう!

夏休みには、数多くの学校でオープンキャンパス、オープンスクールが行われます。その際、校内を見られるだけでなく、授業見学や授業体験、部活体験などをさせてくれる学校もたくさんあります。見学や体験ができる授業は、実験や自然観察、ものづくりや研究発表、英会話などアクティブ・ラーニング型のものが多く、学ぶ楽しさが伝わるよう、各学校では工夫が凝らされています。自分が興味のある授業や部活動を、お子さまに選んでもらうとよいですね。

オープンキャンパスは予約制のところが多く、人気の授業や部活動はすぐに定員に達してしまう場合がありますので、ホームページなどで早めに調べておきましょう。

オープンキャンパスで何を見る?

オープンキャンパスのよさは、校内の環境、先生と生徒の距離感、生徒の雰囲気など、その学校の文化を肌で感じられること。アクティブ・ラーニング型の授業を見学できるなら、先生と生徒のやりとりの中で、本当にアクティブな学びが深まっているかといったことも実感できると思います。

「この環境でならお子さまがのびのびと成長できそうか」について、保護者のかたご自身の感触をつかんでください。
ただし、その感触を口にする前に、まずはお子さまの反応を観察することが大切です。

お子さまの「第一印象」を大切に

お子さまの感覚は、非常に鋭いものです。理由を言葉にすることはできなくても「ここは好き」「これは嫌」という意志は、たいてい大人よりはっきりしています。ご本人の反応がよくなければ、どんな名門校であっても「合わない」と判断してよいでしょう。

逆に、お子さまが「この学校に来たい!」と言いだしたらしめたものです。部活体験で、先輩に優しく声をかけてもらったとか、授業体験でほめられた、最新鋭の理科実験室にワクワクしたなど、その学校を好きになるきっかけはさまざまです。ミッションスクールの礼拝堂や、伝統校の図書館や講堂など、キャンパスに漂う独特の雰囲気にあこがれるケースもあります。

「楽しい!」「好き!」のきっかけづくりを

なお、ご本人も保護者のかたも気に入った学校があれば、別の機会にもう一度お子さまと足を運んでみてください。オープンキャンパスはいわば「よそゆき」の日ですから、通常授業や、生徒たちの生のパワーが感じられる文化祭の見学もおすすめです。

お子さまは、楽しいことが好き。楽しいと思えない勉強に前向きになることはできません。ぜひこの夏、さまざまなオープンキャンパスに足を運んで、勉強が楽しくなるきっかけを見つけてください。

(筆者:森上展安)

プロフィール


森上展安

森上教育研究所(昭和63年(1988年)に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。

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