高校受験の基礎知識 ~志望校選び~

高校は、大人へとステップアップしていくための大切な3年間を過ごす場所。受験校を完全に決めるのは中3の秋以降になりますが、それまでにもどんな高校があるのかを調べておき、後悔しない選択をしたいものです。内申点や難易度だけでなく、さまざまな視点で見て、自分に合った高校、進学したいと思える高校を探しましょう。

志望校は1校だけではなく、複数考えておこう

中学生の学力は受験当日まで伸び続けます。難易度ばかりを気にしすぎず、自分が成長できそうな高校を選ぶことが大切です。また、最初に調べた高校を気に入ったとしても、必ず複数の高校をチェックしておきましょう。他の高校と比べてみるとよいところ、よくないところがハッキリしますし、急にほかの高校を受験することになった場合、一度も調べたことがない高校を受験するのは不安が大きいからです。

では、高校を調べるときにチェックすべきポイントを見ていきましょう。それぞれのポイントについて、あらかじめ理想の条件を考えておくと、自分に合った高校かどうか判断しやすくなりますよ。

【ポイント1】教育方針、校風

簡単に言うと、「その高校が何に力を入れているか」です。がっちり勉強するタイプの高校か、文武両道を目指す高校か。行事の運営などを生徒に任せる高校か、学校主導か。校則の厳しさは? 「実践的な英会話を勉強したい」「留学したい」といった具体的な希望がある場合は、それが実現できるかも確認しましょう。また、宗教系の高校の場合は、その宗教の系統、宗教教育があるかどうかも知っておきたいですね。

【ポイント2】雰囲気

不思議とどの高校にも、その高校に集まってくる人の共通の雰囲気というものがあります。先輩たちの振る舞いや服装、先生がたの話し方などを観察して、自分に合うかどうかを考えてみましょう。校内の清潔さ、施設・設備の充実度なども忘れずチェック。見学会や文化祭に参加するほか、中学校の授業が早く終わった日などに、下校時の先輩の様子を見に行ってみるのもいいかもしれません。

【ポイント3】学科・コース・クラス

工業や商業など、学びたい専門分野がある場合はもちろんですが、そうでない場合も、どんな学科・コース・クラスがあるのかは確認が必要。普通科と総合科がある場合、特進クラスや理数科クラスがある場合などは、それぞれ学ぶ内容や進路がどのように違うのかを調べておきたいところです。

【ポイント4】通学時間

高校は中学校より忙しく、始業前に部活の朝練があったり、補習や行事の準備で帰りが遅くなったりすることがあります。3年間通える距離、時間であるかどうかは重要です。電車通学であれば、ラッシュや乗り換えがどんな具合なのかを確かめるためにも、中学校が臨時休みの日などを利用して、実際と同じ時間帯に登校してみるのがベストです。

【ポイント5】学費、寄付金

特に私立高校の場合は、3年間でどれくらいの費用がかかるのかを知っておきましょう。授業料のほか、交通費、修学旅行費(海外の場合は特に注意)、寄付金を払う必要があるかどうかなどは見落としがちなので注意して。保護者のかたと一緒に調べてみるとよいでしょう。

【ポイント6】卒業生の進路、進学実績

大学に進学するつもりであれば、どんな大学に行くか決まっていなくても進学実績は確認しておくべきです。一般的に、難関大学合格者が多い高校ほど、授業もハイレベルだと言えるでしょう。大学名を見ても難易度がわからない場合、大まかな目安として、国立大学合格者が多いほど高校全体の進学実績も高いと考えられます。また大学の附属高校だからといって、その大学への進学者が必ずしも多いわけではないことにも注意してください。

【ポイント7】難易度

中3になり受験が近づいてきたら、偏差値、過去の合格者の点数、内申点の条件などを見て、自分の実力でチャレンジできる高校を選ぶことになります。模試を受けるときには、気になる高校を志望校欄に記入して、合格可能性を出しておくとよいでしょう。
最初にもお伝えしましたが、難易度が高いからといって簡単に諦めるのはもったいないですよ。まずはできる限りの努力を続けましょう。

【ポイント8】入試の制度、条件

試験日、内申点基準の有無、第一志望優遇や併願推薦、併願優遇などの措置があるかどうかを確認し、どの高校をどの方式で受験するのか考えます。この戦略次第で合格の可能性が変わってくるので、先生とよく相談して慎重に決めましょう。

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